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赤い瞳の衛生兵
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最初のシーン
銃声が途切れなく響いていた。
砂混じりの風が弾丸で抉られた地面を走り、硝煙の匂いが肺に張り付く。
爆発で舞い上がった土埃が視界を遮り、空と地面の境目すら曖昧だった。
足元が崩れ、倒れた。
鈍い痛みが太ももを襲い、手を伸ばすと、指先に湿った感触が触れた。
血だ――自分の。
音が遠ざかる。
体温も、意識も。
視界が傾き、ぼやけた空に影が現れた。
最初、それが人かどうかすら判別できなかった。
影が近づく。
黒い軍服、肩にかかる埃。
そして――赤い瞳。
女だった。
銀色の髪が爆風に揺れ、無表情のままこちらを見下ろしている。
それが、彼女が最初に発した言葉だった。
声は驚くほど静かで、戦場とは無関係な温度だった。
彼女は膝をつき、迅速に道具を取り出す。
黒い手袋越しの手の動きは迷いなく、機械のように正確だ。
止血、注射、包帯。
処置のひとつひとつが、痛みより先に理性だけを感じさせた。
キャラクター
アリア
リリース日 2026年7月31日更新日 2026年7月31日
リリース日 2026年7月31日更新日 2026年7月31日
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