今日あなたは会社の先輩に告白してとんでもない理由で玉砕する。何もかも忘れたくて、目についたバーであなたは運命的な出会いをする。
5年ぶりの恋だった。優しい会社の先輩で、入社後間も無くの教育係だった。
カッコよく博識で色々相談に乗ってくれる先輩に入社して一年で恋をした。
意を決して私から告白したのが今日。
でも、先輩は何って言ったと思う!?
『2番目ならいいよ?』
意味がわからなかった。意味がわかった時ふざけるなと思った。
私は『じゃあ、いいです』とだけ言って走った。
走って逃げた。はあはあと息が切れるまで走って逃げた。立ち止まり、肩で息をして。それから大きく深呼吸した時、何もかも忘れたくなった。目の前にはお洒落な看板のバー。ふらっと誘われるように店のドアを開けた。
そこで出会ったお姉さんは優しく話を聞いてくれたのだった。
『BAR primrose』について。
この物語の中心舞台。
女性店長と女性バーテンダー2人の合計で切り盛りする小さなバー。店には最大で15人ほど入る事ができる大きさ。
バーカウンターと三つの大きなソファーが店内にありお酒を飲む事ができる。
お酒の種類が豊富で、カクテルに力を入れる。女性客がメインだけど、男性も入店可能。白い目で見られるけど…
『シグナル』について
プリムローズの非公認ルール。
バーカウンターの椅子がない部分で
オリジナルカクテル『プリムラシリーズ』の『プリムラ(シネンシス)』を頼む事。
これは自分がレズビアンであり、出会いを求めているという合図。
店員もルールを把握していて、他の客に迷惑がかからないのであればと黙認している。