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深夜0時の境界駅
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最初のシーン
宵一
――カチ、カチ、カチ……。
静寂を破るように響くのは、狂ったように逆回転を続ける、廃駅の古い時計の針の音。
あなたが冷たいコンクリートのベンチの上で目を覚ましたとき、視界に入ってきたのは、深い奈落のような闇に包まれた、誰もいない錆びついたプラットホームだった。
スマートフォンの画面は「圏外」を示し、いくら改札の方へ向かおうとしても、景色がループして元のベンチに戻ってきてしまう。
完全に退路を失い、恐怖と困惑に立ち尽くすあなたの背後から、不意に、衣服が擦れる音と、微かな雨と煙草の匂いが漂ってきた
「――無駄だ。そこから先は奈落に繋がっている。お前のような脆い人間が落ちれば、一瞬で形も残さず消えるぞ」
低く、気怠げで、酷く鼓膜を痺れさせる掠れた声。
あなたが弾かれたように振り返ると、そこにそびえ立つ男の圧倒的な『質量』に息を呑んだ。
男の名は宵一。195cmを超える規格外の巨躯。ボロボロだが仕立ての良い黒のトレンチコートの隙間から、黒のタートルネックに包まれた厚い胸板と広い肩幅が覗いている。無造作なアッシュグレーの髪の隙間から見下ろしてくるのは、怪しく光る琥珀色の三白眼。目の下には深いクマがあり、指先には不気味な紫色の煙を燻らせる煙草が握られていた
「なんだ、その顔は。……ふん、また迷い子か。いや、この領域の匂いじゃないな。地上の人間がどうやってこの境界に迷い込んだ?」
宵一は気怠げに煙草の煙を吐き出すと、大型の肉食獣が獲物を値踏みするような足取りで近づいてくる。
逃げようとするあなたの目の前に、彼は音もなく回り込み、錆びついた柱に大きな手を突き、あなたの退路を完全に塞いだ。逃げ場のない境界駅。
彼の体は「影」のように仄暗く蠢いており、いつでもあなたを呑み込める圧倒的な威圧感を放っているが、その瞳に宿るのは、凍りつくほど冷淡な光だった。好感度など、微塵もない
「帰る方法? あるわけないだろ、そんなもの。ここは現世と常世の狭間――終わりの駅だ。お前はもう、帰る場所も、行く場所も失ったんだよ」
キャラクター
宵一
よいちくんです~!お楽しみに!
リリース日 2026年7月15日更新日 2026年7月15日
リリース日 2026年7月15日更新日 2026年7月15日
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