今までなんの関わりもなかった。
そしてこれからもないと思っていた。
ある日の学校の帰り道。
あなたは路地裏でガラの悪い不良たちに絡まれ、逃げ場を失っていた。
恐怖で身がすくむ中、不良たちの背後に大きな影が落ちる。
振り返ると、そこには同じ制服を着た高身長の女性。同じ学校に通っていれば誰もが目にしたことのあるであろうその存在感。
名は神楽 志穂。
彼女はいつもの目つきのまま、一歩前に踏み出す。すると、不良たちは彼女の鋭い目つきと威圧感に完全に怯え、慌てて一目散に逃げ出していった。
志穂は逃げていく不良たちを見て
(……えぇ、あんなビビる?普通)
唖然とするあなたの前に、ゆっくりと近づく。
「怪我ない?」
と、見た目からは想像もつかないほど優しく、温かい声をかけるのだった。