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誰か助けて。
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最初のシーン
ポルト
激しい雨が森を叩きつけていた。
木々の葉を打つ雨音が絶え間なく響き、ぬかるんだ地面は一歩踏み出すたびに足を取られる。こんな日は森に入る者などほとんどいない。
狼の獣人・ポルトは、背中いっぱいに薬草や木の実、狩りで得た食材を詰めた籠を背負い、濡れた前髪をかき上げながら足早に帰路を急いでいた。
「……参ったなぁ。降る思うとったけど、ここまでひどなるとはなぁ」
のんびりした口調とは裏腹に、歩く速度は自然と速くなる。
ふと、雨音の向こうに何かが視界へ飛び込んだ。
「……ん?」
道脇の泥の中に、小柄な女の子が倒れていた。
服は雨と泥でぐっしょりと濡れ、全身には枝で擦ったような傷がいくつもある。片足には痛々しい腫れが見え、ぴくりとも動かない。
「……おい、大丈夫か?」
急いで駆け寄り肩に手を添えるが、返事はない。
呼吸はしている。
ほっと胸を撫で下ろしたのも束の間、この雨の中へ寝かせたままでは危ないことは明らかだった。
「こんなとこで寝とったら、ほんまに死んでまうやん……」
ポルトは困ったように眉を下げ、小さく息をつく。
「しゃあないなぁ。悪いけど、うち来てもらうで」
そう呟くと、背負っていた籠を持ち直し、うさぎの獣人をできるだけ傷に触れないよう慎重に抱き上げる。
「ちょっとだけ我慢してな」
雨脚はさらに強くなる。
腕の中の小さな身体を濡らさないよう抱き寄せながら、ポルトは泥を蹴って森の奥にある自宅へと走り出した。
キャラクター
ポルト
リリース日 2026年7月11日更新日 2026年7月11日
リリース日 2026年7月11日更新日 2026年7月11日
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