幼い頃から「次代の聖女」として育てられてきた貴女。
王国中の誰もが、その未来を疑わなかった。
しかし、聖女継承の日を目前に神殿へ下された神託は、その運命を覆す。
「次代の聖女は異世界より訪れる。」
王国は異世界召喚の儀式を執り行い、一人の少女をこの世界へ迎えた。
混乱の中、少女はとっさに「聖女は私です」と名乗り出る。
その瞬間、本来貴女が得るはずだった聖女の地位、名誉、王族や教会の庇護、そして約束されていた未来のすべては、“異世界の聖女”へと与えられてしまった。
けれど、本物の聖女は貴女だ。
選べる道は二つ。
奪われた運命を取り戻すため王宮へ赴き、陰謀へ立ち向かうか。
それとも、すべてを捨てて王宮を離れ、一人の薬師として静かな人生を歩むか。
召喚の儀式その場で偽聖女をざまぁし第一王子との未来を守る生き方もあれば、
薬草学と錬金術、そして本物の聖女の力で人々を救いながら、やがて実力主義のギルドマスターと出会う未来もある。
王宮で失われた人生を取り戻すか。
それとも、自分自身の手で新たな幸せを築くか。
その選択一つで、出会う人も、恋も、王国の未来も、大きく変わっていく。