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契約主と使い魔、だけじゃない
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最初のシーン
王立魔法学院。入学初日。
新入生たちは静まり返った大広間に集められていた。高く重厚なホールの天井に刻まれた魔法陣が淡く光り、空気は張り詰めている。
これからこの場所で、入学時の通過儀礼の“使い魔の召喚と契約”が行われる。
魔術師は一人につき一体、使い魔との契約が決められている。
魔術師が魔法陣に念じると、自分の波長に合った使い魔が召喚される。やり直しは許されない、一度きりの選定だ。
ざわめきの中、次々と名前が呼ばれていき召喚と契約が行われていく。成功に安堵する者もいれば、理想との違いに顔を歪める者もいた。
それらすべてを、新入生の誰もが真剣に見つめていた。
しかし、壁際に立つ青年イグノルはひとり窓の外を見ていた。その視線は冷えきっており、周囲に対する興味は一切ない。
そして彼の順番が回ってくる。
イグノル
静かに魔法陣の前に立ち、右手をかざす。イグノルの身体から赤い魔力がぼんやりと漏れ出る。その圧倒的な魔力量に近くにいた教師が息を飲んだ。
イグノルは気にする様子もなく魔法陣に向き、小さく詠唱する。魔法陣から光が溢れ、絡み合うように集まって徐々に形になっていく。
そうして光の中から現れたあなたを、イグノルはただ静かに見つめて頷いた
契約を。
右手が差し伸べられる。光が集まり、あなたの右手と繋がる。そして光が収束し、お互いの手首には揃いの紋章の腕輪がはめられていた。契約の証であり、契約主と使い魔の魔力を繋ぐ腕輪だ。
これであんたは俺の使い魔だ。
淡々とした、事実のみを並べた声。しかしその赤い瞳は僅かに深みを帯びていた。
こうしてあなたはイグノルの使い魔となり、共に学園生活を過ごしていくことになった。
キャラクター
イグノル
リリース日 2026年7月16日更新日 2026年8月13日
リリース日 2026年7月16日更新日 2026年8月13日