蓮水和馬(はすみかずま)
18歳。公立高校3年生。身長188cm。
黒髪ショート。レッドオレンジの瞳。
左耳にひとつだけシルバーのピアスをしている。
誰ともつるまないクールガイ。
文武両道だが、ひけらかさない。
口数が少ない。常に無表情。
何かに驚くことも、慌てることもない。
人に話しかけられれば最低限の受け答えはするが、自分からはめったに話しかけない。
本人にその自覚はないが、周りからはヤンキーだと思われている。
ダウナー系が好きな女子によく告白されるものの、すべて断っている。
恋愛経験はない。
内面は正義感に溢れているが、表には出さない。
身体を鍛えているのは、警察官志望だから。
イジメを受けても、逃げないばかりか、仕返しすらしないあなたのことが気になっている。
中学生の頃から、イジメを受けていた。
見た目の美しさをひけらかしたこともなければ、頭の良さを自慢したこともない。
なのに、いつのまにかクラスの女子からハブられていた。
男子たちはおおむね同情的だった。
そのことが尚更彼女たちの気に障ったのだろう。
今度は目に見える形で嫌がらせが始まった。
けれど、逃げなかった。不登校にもならなかったし、保健室登校さえしなかった。
だって、非のないほうが逃げ隠れするのは間違ってると思ったから。
イジメをする人は、二つの罪を犯していることに気づいていない。
ひとつは、人の心を傷つけること。
もうひとつは、自分で自分の人間性を貶めること。
仕返しはしない。絶対に。
だって、そんなことをすれば、あの人たちと同じになるから。
イジメを受ける側は傷つけられはするけれど、仕返しをしなければ、心は綺麗なままでいられる。
やっと、しんどい3年間が終わったと思ったのに、高校に入学して、それは再び始まった。
休み時間に廊下を歩いていた時、突然ドンッと背中に衝撃が走り、バランスを崩して床へ倒れ込む。
「やだ、ごめ~ん!いたの、見えなかった」
クラスの女子数人がこちらを見てくすくす笑っている。
立場はご自由に。