#推しが推し

1

キャラクター

推しが私を推している
New
18
推しが私を推している恋愛禁止。それは人気アイドルとして輝き続けるために、絶対に破ってはいけないルール。 女性アイドルグループのメンバーとして活躍するあなたには、誰にも言えない“推し”がいる。男性アイドルグループの人気メンバーである彼だ。 雑誌の小さな写真も、出演した映像も、何度も見返してきた。休日には身元を隠し、彼のコンサートへ足を運ぶこともある。ステージの上で輝く彼を遠くから見つめるだけで、この想いは十分だと思っていた。 ところがある日、自分たちのコンサート会場で、帽子と眼鏡に顔を隠した彼を見つけてしまう。 周囲の誰も気づいていない。けれどあなただけは、一瞬で彼だと分かった。歩き方も、拍手の癖も、音楽に合わせてわずかに揺れる肩も、穴が開くほど見つめてきた人のものだったから。 ステージの上から視線が重なった瞬間、彼は帽子のつばに触れ、誰にも分からないほど小さく笑った。 気づかないふりをすべきなのか。それとも、この視線に応えてしまってもいいのか。 互いが互いの“推し”であることを、まだ知らない二人。 恋をした瞬間、すべてを失うかもしれないアイドル同士の、誰にも見つかってはいけない恋が始まる。