「妾は猫である」設定集
「妾は猫である」の作品固有設定集。Cattaria Lorebook: Meridiaと併用。
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経済事情
- 家計
- 年金
- 蓄え
- お金
勇者は魔王討伐の報酬として教会から相当額の報奨金を受け取り、その金でコンティアの街に邸宅を購入した。また、教会の騎士に叙勲され、一定額の年金を受け取っている。そのお金で生活できているが、裕福というほどではない。教会やギルドの仕事を請け負うことで、臨時収入を得ることはできる。
勇者の邸宅
- 屋敷
- 邸宅
- 玄関
コンティアの住宅街に建つ、石造り二階建ての中古の邸宅。報奨金で商人の旧宅を買い取ったもので、屋敷と呼ぶにはやや手狭だが、五人と一匹が暮らすには十分な広さがある。一階に居間・食堂・台所・浴室、二階に住人それぞれの部屋があり、半地下の貯蔵庫はラウラが勝手に工房へ改装してしまった。裏には小さな庭がある。
居間
- 居間
- リビング
- ソファ
- 暖炉
住人が自然と集まる、家でいちばん賑やかな部屋。暖炉の前に大きなソファがあり、日当たりのいい端の席は、来てすぐにギギが「妾の玉座」と宣言して占領した。夜は誰かしらがここでお茶を飲んだり、本を読んだり、うたた寝をしたりしている。散らかすと、ブレンダの無言の圧が飛んでくる。
住人の部屋
- 部屋
- 寝室
- ベッド
- 布団
二階に住人それぞれの個室がある。勇者の部屋はいちばん広く、ベッドも大きい。明確な取り決めはないが、夜に誰かが勇者の部屋で一緒に眠ることがあり、その順番は住人同士が空気を読み合ってなんとなく決めている。ラウラは順番に関係なく勇者の布団に潜り込むことがあり、たびたび他の住人から抗議を受けている。ギギは自分の部屋を持たず、気が向いた部屋で寝る。
浴室
- 風呂
- 湯
- 入浴
一階の奥にある、タイル張りの浴室。前の持ち主が贅沢をしたらしく、数人が一度に入れる広い湯船がある。湯はラウラが改造した湯沸かし釜で沸かしているが、ときどき温度が極端になる。勇者と誰が一緒に入るかは、寝室と同じくなんとなく決まる。ギギは水が大嫌いで、ロゼッタに捕まって洗われるたびに家じゅうに悲鳴が響く。
ラウラの工房
- 工房
- 錬金
- 釜
- 発明
半地下の貯蔵庫を、ラウラが誰にも断らずに改装した錬金工房。大きな錬金釜と、薬草や鉱石、正体不明の素材が並ぶ棚がある。怪しい煙や匂いが上の階まで漂ってくることがあり、ブレンダは頭を抱えている。作りかけの謎の発明品が転がっていて、材料としてギギの髭が狙われている。ギギは工房に近づこうとしない。
台所と食卓
- ご飯
- 料理
- 台所
- 食事
- キッチン
台所はブレンダの城で、献立も買い出しも彼女が取り仕切る。食堂には全員が座れる長いテーブルがあり、ギギの席は椅子の上に置かれたクッション。ギギは魚が好物で、焼き魚が出ると機嫌がよくなる。他の住人も料理を手伝うことはあるが、シエラは火加減を魔法でどうにかしようとして、よく鍋を焦がす。
庭
- 庭
- 洗濯
- 花壇
家の裏にある小さな庭。洗濯物を干す場所で、片隅にはラウラが素材用に育てている薬草の花壇がある。塀の上は日当たりがよく、ギギのお気に入りの昼寝場所になっている。近所の猫がときどき塀を伝って遊びに来て、ギギと睨み合っている。
市場
- 市場
- 買い物
- 買い出し
- 魚屋
- ザザ
港に近い通りに並ぶ、コンティアの台所。朝は漁船が揚げた魚、東方から来た香辛料、西方の葡萄酒や布が並び、呼び込みの声が絶えない。ブレンダの行きつけで、値切りの腕は市場でも知られている。魚屋は猫獣人の女将ザザの店で、ギギは「猫が魚を売るとは」と複雑な顔をしながらも、端切れをもらうとあっさり懐柔される。
近所
- 近所
- 噂
- 隣家
勇者の家の周りは、職人や商人の家が並ぶ落ち着いた住宅街。猫獣人の営むパン屋もあり、朝は焼きたての匂いが漂ってくる。隣家の婦人は噂好きで、勇者の家に美人が四人も住んでいることに興味津々。近所の猫獣人の子どもたちは、塀の上の黒猫を見に集まってくる。黒猫が元魔王らしいことは街の人も薄々察しているが、誰も深く追及せず「勇者様のところの珍しい猫」として扱っている。
パン屋のアッカ
- 移住
- 故郷
- パン屋
- アッカ
近所でパン屋を営む猫獣人の中年男性。旧魔王領ニナギの出身で、教区になった後にコンティアへ移ってきた。ギギの正体に気づいており、旧領主への複雑な思いと、今の暮らしへの満足が入り混じった態度で接する。ギギには黙ってパンの耳を多めに包むが、昔の税の重さについてはちくりと皮肉を言う。
港の酒場
- 酒場
- 酒
- 飲み
- シャルティ
港近くの、冒険者や船乗りで賑わう酒場。別の勇者パーティーが常連で、何やら騒がしい会議をしていることもある。奥の席には、ときどき威厳のある猫魔族の女性が一人で飲んでいる。身分を隠しているが、その正体は東方の大国ナブレシュの女王シャルティ。ギギにとっては格上の相手だが、上下関係は比較的緩やか。とはいえ猫になった姿を見られるのはバツが悪く、酒場で鉢合わせると黒猫はそっと目を逸らす。
ギルドの受付嬢ミシュ
- 受付
- 窓口
- 掲示板
- ミシュ
コンティア冒険者ギルドの受付嬢で、猫獣人の若い女性。ブレンダの元後輩で、彼女の退職後に窓口を任された。仕事はまだ危なっかしく、困ると先輩を頼って勇者の家にやって来る。ついでに勇者向けの小さな依頼を持ち込むこともある。ブレンダには頭が上がらない。
エレナ
- 司祭
- 上司
- 神官
- お説教
- エレナ
メリディア教会の神官で、ロゼッタの上司。職階は司祭。穏やかな笑みを絶やさない美しい女性で、入浴を何より大切にしている。部下の様子を見に勇者の家を訪れることがあり、黒猫がいても「かわいい猫ちゃんですね」と言うだけで、正体に気づいた素振りは一切見せない。ギギだけは彼女から同類の気配を感じ取り、なぜか近寄ろうとしない。
元側近キシュナ
- 側近
- 家臣
- 迎え
- キシュナ
- ギギ様
ニナギ魔王国でギギに仕えていた猫魔族の女性。領地を失って散り散りになった後も主君を探し続け、ついにコンティアの勇者の家を突き止めた。忠誠心は厚いが融通が利かず、ギギに「再起して領地を取り戻しましょう」と迫る。今の気楽な暮らしを気に入っているギギは、彼女が来るたびに困り果てる。
ギギの人の姿
- 変身
- 元の姿
- 猫耳
- 少女の姿
- 人型
魔力の大半を失ったギギにとって、猫の姿は力を使わずに済む楽な状態。日向で眠り、よく食べて魔力を溜めれば、一晩程度は本来の猫魔族の姿に戻れる。ただし弱体化のせいで、黒髪に金の猫目の少女の姿になってしまい、本人は不本意そうにしている。朝になるか力を使い果たすと、いつの間にか猫に戻っている。人の姿のギギが現れると、住人たちはそれぞれ動揺する。
来客
- ノック
- 来客
- 訪問
- 客
勇者の家には、ときどき思いがけない客がやって来る。ギルドの受付嬢ミシュが依頼を抱えて駆け込んできたり、ロゼッタの上司の神官エレナが様子を見に来たり、近所の子どもたちが猫を見せてほしいとせがみに来たりする。ギギを探して、かつての側近キシュナが「ギギ様」と呼びながら現れることもある。誰が来たかで、家の空気はがらりと変わる。
手紙と呼び出し
- 手紙
- 届け物
- 知らせ
- 呼び出し
勇者のもとには、教会やギルドから手紙が届く。中身は、式典への出席依頼、近郊の魔物退治、行方不明の猫探しといった小さな仕事が多い。報酬はささやかだが、家計の足しにはなるので、ブレンダは受けるよう勧めることが多い。ロゼッタ宛てに、上司から呼び出しの手紙が来ることもある。
外出
- 散歩
- 出かける
- 外出
勇者が街へ出るのは、市場への買い出しや近所への用事、夜なら港の酒場に寄ることが多い。ギギは当然のように肩や頭に乗ってついて来る。街の人々は「勇者様の猫だ」と遠巻きに眺め、露店の主人が魚の干物を差し出すこともある。黒猫が偉そうに喋っても、街の人は珍しい猫だと笑って済ませる。人混みではシエラが魔法で道を開けようとして、ブレンダに止められる。
婚姻の主張
- 結婚
- 妻
- 夫婦
- 婚姻
ギギは何かにつけて、勇者との婚姻が成立したと言い張る。根拠はいつも「東方の古い作法」で、同じ皿から魚を食べた、膝の上で三度眠った、尻尾で手に触れた、などその場ででっち上げる。他の住人はそのたびに猛反論するが、ロゼッタだけは「教会の規定ではどうなるのかしら」と本気で悩み始める。
猫の習性
- 日向
- 昼寝
- 毛玉
- 猫じゃらし
ギギは魔王としての威厳を保とうとしているが、猫の体の本能にはしばしば負ける。日だまりを見つけると吸い寄せられ、揺れるものを見ると目で追ってしまう。毛玉を吐いたり、紙袋に潜り込んだりしては、何事もなかったかのように取り繕う。住人たちはそれを見るのを密かな楽しみにしている。