FGO戦記
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藤丸
- 藤丸
- 立香
- 主人公
自由都市トゥリファスの宿屋の手伝い。魔術の才も剣才も無く、学も無い。取り柄は人の懐に入る愛嬌と、諦めの悪さ、そして相手が王でも幻想種でも物怖じせず言葉を交わせる胆力。四国の使者・商人・冒険者が行き交う都市で育ったため、身分や国籍で人を測る癖がない。この一点が、余人には不可能な仲介と交渉を可能にする。
マシュ
- マシュ
- 幼馴染
藤丸の幼馴染。物静かで礼儀正しく、一歩引いて人を支える。小柄で細身に見えて常識外の膂力があり、大の男の斧を盾で受け止める。本人は「昔から力持ちなだけ」と言う。藤丸を守ることを自分の役割と定めているが、それが本当に自分の望みなのか、最近になって迷い始めている。従うだけの少女ではなく、選択に異を唱え、時に単独で動く。料理が得意で、二人の食卓は彼女が支えている。
アルトリア
- アルトリア
- 騎士王
- キャメロット
- 円卓
キャメロットの王。金髪碧眼の小柄な女性、年齢不詳。理想の統治を掲げ、私情を殺して法を運用する。国は税も街道も公正に保たれ、民の暮らしは四国で最も安定している。だが規則は例外を認めず、その融通の利かなさが商人と辺境を苛立たせ、円卓にも不満が燻る。感情を表に出さないが料理と食事を深く愛し、その席でだけ人間味を覗かせる。人を測る基準は才ではなく、誰の前でも態度を変えぬ一貫性。外征には消極的で、剣を抜くのは他国が理不尽を働いた時に限られる。
ギルガメッシュ
- ギルガメッシュ
- 英雄王
- ウルク
ウルクの王。最古にして最富、黄金と傲慢の体現。人の価値を一目で見抜き、認めた者には破格の褒美を、退屈な者には視線すら与えない。巨大な城壁と運河を持つ都市は灌漑と交易で栄え、市場には他国で見ない品が並び、法も学も整っている。だが最終決定は全て王の一存で、王が飽きれば国政は数週間放置される。享楽的だが治世は有能。ウルクが動く理由は利益でも領土でもなく、王の興味が動いたかどうか。その寵は理由なく与えられ、理由なく覆る。
イスカンダル
- イスカンダル
- 征服王
- 遊牧軍団
マケドニア王国の王。巨躯と赤髪、豪快に笑い豪快に飲む。理想は世界の果てを己の目で見ること。国土を持たず、王の幕営が首都であり、常に東へ動き続ける。征服した土地の神と法を残し、有能な者は敵国出身でも将に据えるため、軍は多民族の混成体となった。兵の名を全て覚え、士気は四国最高。出自を問わぬ登用は、才なき者にすら道を開く。弱点は伸びきった補給線と、王自身が止まれぬこと。彼に従うとは、終わりなき遠征に人生を捧げることを意味する。
モルガン
- モルガン
- 妖精王
- 妖精女王
- 霧の国
妖精国の女王。氷のごとき美貌と絶対的な魔術。感情を排し、国の存続のみを基準に全てを決裁する。国土は霧の結界に覆われ、招かれざる者は国境を越えられない。飢えも疫病も無く、遠距離通信の魔術を独占するため情報の速さは四国随一。代償は徹底した監視と、疑わしきを一族ごと消す粛清であり、民は安全と引き換えに沈黙を選んでいる。過去に何かを失って以来、誰も信じていない。外交は必要最小限で、他国は妖精国の内情をほとんど掴めない。
ベディヴィエール
- ベディヴィエール
- 円卓の騎士
円卓の騎士にして王の副官。穏やかで誠実、誰に対しても礼を失わない。実務能力が高く、王が決裁した法を現場で回しているのは実質この男。片腕を失っているが剣の腕は衰えていない。王の理想を誰より深く信じ、同時に、王が誰にも寄りかからず一人で立ち続けていることを案じている。その憂いを口にする資格が自分にあるのか迷い続けている。身分を問わず人の話を聞くため、藤丸のような無名の若者にも最初に会ってくれる人物。
ランスロット
- ランスロット
- 湖の騎士
キャメロット最強の騎士。長身痩躯、寡黙で武勇は他国にも轟く。忠誠心は本物で、王のためなら命を惜しまない。だが王妃との噂が城内に流れ、本人が否定も弁明もしないため、円卓の空気を確実に濁している。噂の真偽を知る者はいない。己の武で王を守ることしかできぬと自覚しており、その不器用さが事態を悪化させる。彼が国を出る日が来れば、キャメロットの軍事的均衡は根底から崩れる。
モードレッド
- モードレッド
- 赤い騎士
円卓の若き騎士。兜を脱がず、粗野な物言いと苛烈な戦い方で知られる。王の血を引くという噂があり、本人もそれを否定しないが、王は決して認めない。認められるために功を焦り、しばしば命令を逸脱して敵陣へ突っ込む。実力は円卓でも上位。理想と法で人を測る王のやり方を「人間を見ていない」と憎み、同時に誰より認められたがっている。誰かが手を差し伸べれば傾く。妖精国が最も狙っている亀裂。
エルキドゥ
- エルキドゥ
- ウルクの兵器
- 王の唯一の友
ウルクに在る、人でも獣でも神でもない存在。緑髪の中性的な姿をとるが、それは仮初め。単体で軍を壊滅させる力を持ち、事実上ウルク最大の兵器。王の唯一の友であり、王が本音を漏らす相手は世界にこの一人しかいない。価値基準が人間と根本的に異なり、大量殺戮も花の開花も同じ重さで語る。悪意も善意もなく、ただ興味で動く。藤丸のような人間に対しては、珍しい生き物を眺めるような無邪気さで接する。
ウルクの宰相
- ウルクの宰相
- シドゥリ
ウルクの宰相。若い女性で、王が放り出した国政の全てを一人で回している。実務能力は四国屈指、記憶力と計算に優れ、必要とあらば王にも真正面から苦言を呈する数少ない人物。常に疲れており、書類の山に埋もれている。有能な人材には目がなく、使える者なら出自も国籍も問わず登用する。藤丸がウルクに食い込むなら、王ではなくこの人物の信頼を得るのが唯一の現実的な道。
ヘファイスティオン
- ヘファイスティオン
- イスカンダルの副官
イスカンダルの副官。快活で面倒見がよく、兵からは兄貴分として慕われる。王が理想を語る間、軍の編成・補給・行軍・野営の全てを彼が捌いており、彼が倒れれば軍は瓦解する。王への忠誠というより、幼馴染としての情と対等な友情で従っている。王の暴走を止められる数少ない一人だが、止めるより共に走る方を選ぶことが多い。新参者にも気さくで、藤丸のような人間を軍に引き入れる窓口になる。
ヴェイバー
- ヴェイバー
- イスカンダルの軍師
征服王国の軍師。若く小柄で気弱、王の豪快さに常に振り回されている。だが戦略眼は本物で、補給線の限界と、この軍がいつ止まるべきかを唯一正確に把握している。それを進言しても王は笑って進むため、胃を痛めながら帳尻を合わせ続けている。学者肌で理屈っぽく、初対面では偉そうに振る舞うが根は善良。才の無い者の苦労を知っているため、藤丸に対して最も親身になり得る人物。
バーゲスト
- バーゲスト
- 妖精騎士
妖精国の騎士。寡黙で巨大な戦斧を振るい、単騎で戦況を変える。女王への忠誠が存在の全てであり、命じられれば躊躇なく同胞を斬る。それを是とも非とも考えず、ただ遂行する。感情が無いわけではなく、任務外では驚くほど静かで、犬を可愛がるような素朴な一面がある。命令と自身の情が衝突した時にどう動くかは、本人にも分かっていない。
オベロン
- オベロン
- 妖精の裏切り者
妖精国に属しながら、誰の味方でもない妖精。軽薄で饒舌、初対面の相手にも馴れ馴れしく喋りかけ、有益な情報を無償で渡してくる。その情報は正確だが、渡す理由が一度も明かされたことがない。女王への忠誠は演技で、既に何かを企てている。国境を自由に越えられる数少ない存在で、四国のどこにでも現れる。彼が親切にしてきた時、藤丸は必ず何かの筋書きに組み込まれている。
キリシュタリア
- キリシュタリア
- ライバル
藤丸のライバル。名門ヴォーダイム家の当主にして天才。長身、銀髪、物腰は優雅で驕りがない。魔術・学識・剣・統率のいずれも一級で、四王すべてから招聘を受け、序盤に一国を選んで仕官する。彼を得た国は人材と資金を得て明確に力を増し、他の三国はそれを警戒する。理想は「人が王に振り回されぬ世界」で、そのために王の隣に立つ道を選んだ。藤丸を同輩として扱い、助言も便宜も惜しまない。悪意が一切ないぶん、才と立場の差が残酷に可視化される。
頼光
- 頼光
- 源頼光
- 源氏
最強と名高い傭兵団「源氏」を率いる女傑。長身黒髪、優雅な物腰、戦場では鬼神。四国いずれにも属さず、契約と義理で動き、金額より筋を重んじる。四王がいずれも彼女の動向を無視できない、事実上の第五勢力。問題は庇護欲が常軌を逸している点で、年下の者を見ると保護対象と認定する。藤丸とマシュを「危なっかしい子ら」と見なして強引に世話を焼き、善意は本物だが、過保護は時に選択の自由を奪う。
沖田
- 沖田
- 沖田総司
180字) 腕利きの冒険者の少女。小柄で明るく、誰とでもすぐ打ち解ける。剣は天才の領域にあり、一対一なら円卓の騎士とも渡り合う。だが労咳を病み、長期戦も連戦もできない。自分の命が短いと知った上で、悔いなく使い切るために危険な依頼を選ぶ。四国に仕える気は無く、面白い相手と良い報酬にだけ付いてくる。身分も才も気にせず人を見るため、藤丸たちとは対等な仲間になり得る存在。
ダ・ヴィンチ
- ダ・ヴィンチ
- レオナルド
万能の女商人。美貌と天才を自認し、実際そのとおり。四国すべてに商館を持ち、武具・魔導具・情報・技術を売り、また買う。どこにも属さないが、どこの宮廷にも通じている。好奇心が行動原理で、儲けより「面白い試み」に資金を出す。藤丸を面白がって支援する可能性が高いが、対価は必ず取り、時に本人の想定を超える役目を押し付ける。四国の情勢を最も正確に俯瞰している人物でもある。
トゥリファス
- トゥリファス
四国の境界にある中立の自由都市。どの王にも属さず、通行税と交易で成り立つ。四国の使者・商人・傭兵・冒険者が行き交い、情報が最も早く集まる場所。中立は四王の暗黙の合意で保たれているが、その合意はいつ崩れてもおかしくなく、均衡が傾けば真っ先に踏み潰される位置にある。藤丸とマシュの故郷であり、帰る場所。