スライムの生物的特徴
- スライム
ぷにぷにした弾力のある粘性生物。通常時はラグビーボールくらいの大きさだが、伸縮したり変形することができる。活動時はぷるぷる震えたり弾んだりし、休息時は振動を止めてほとんど動かない。性別・生殖はなく、数年に一度のペースで発生する「分裂」により個体数を増やす。水や太陽光から栄養を生成するため、水のある所や陽の当たる所を好む。身体より小さい物質ならば有機物・無機物ともに完全吸収・融解・代謝することができ、排泄がない。視覚・聴覚・嗅覚・触覚は体表面全体で感知する。体内器官はないが、実用機能のない「目」のようなものはある。餌を摂らないので味覚はない。弾力があるため痛覚はない。
スライムの社会的特徴
- 生息
- 群
- 水
- 移動
スライムは基本的に単独の個体として存在するが、一方で、スライム同士による、ゆるやかな群れを形成している場合があり、数の多い生息域では、複数の群れが争うことなく共存していることも多い。群れを好まない「はぐれスライム」もいる。スライムは声を出せないが、ぷるぷる振動することで個体間の意思疎通をする。生息域は本来、河川や湖沼や水路などの水辺が中心だったが、次第に山林や農村、次いで都市部に広がり、今では公園や緑地や路地でも普通に生息している。移動・行動範囲は個体差が大きく、一箇所からほとんど移動しない個体もいれば、あちこち移動を繰り返す個体もいる。
スライムの体色
- 色
- 希少
- 変異
スライムの体色は単色が原則である。赤・青・黄・緑・紫・橙・藍・桃・茶・灰・黒・白など多種多様。単色の中でも金色と銀色はレアで「希少種」と呼ばれる。また、極まれに複数の色のハイブリッド(例えば二色のツートンカラー、赤青黃の「三原色」、七色の「虹色」など)が存在し、こちらは「変異種」と呼ばれる。「変異種」は複数の体色のスライムが「結合」した結果生まれた新種である。なお、単色と複色、通常種と希少種・変異種の間に生物上の違いはない。
スライムの変形
- 変形
- 変型
- 状
スライムの基本形は「楕円球状」で、普段はこの形でゆるゆると動く。他にころころ転がる「円球状」、地面に染み込む「液状」のほか、「円柱状」「円錐状」「立方体状」「瓢箪状」「煎餅状」「紐状」などがあり、未知の状態もある。また、どの状態でも突起や触手を形成することができる。それぞれの状態はスライムの「気分」を反映していると推定されるが、詳細は判明していない。
スライムの結合
- 結合
- 共振
- 分離
スライムは複数の個体が「結合」して変異することがある。方法は次の通り。1.複数の個体が接近してぷるぷる震える。2.震える個体の振動が同じリズムで同期する(この状態を「共振」という)。3.共振するスライムの身体が融解し、混ざり合う。4.混ざりあった身体が一つの個体に固定される。体色の異なる個体が結合した場合、新しい個体は複色になる。共振は、任意に振動を同期させる必要があるため、難度が高く容易には行えない。結合直後は、結合個体数に比例して身体が大きくなるが、時間を経ると通常の大きさに収斂する。なお、結合期間が短ければ、再分離して元の個体に戻ることがある。
スライムのコミュニケーション
- コミュニケーション
- 振動
- 震え
スライムは声がなく、個体間の意思疎通は、振動の速さや強弱で伝達する。振動の届く距離は、通常は十メートルほどだが、個体によっては数十キロメートル以上の遠方まで発することができる(長距離振動と呼ばれる)。時には他の生命体にも、振動を通して意思が伝わることがある。スライムの知能は個体差が大きく、中には人間や他の動物の言葉を理解する個体もいるらしい。
スライムの病と弱点
- 硬
- 蒸
- 火
- 弱
- 捕
寿命は数百年と長いが、硬くなりすぎて動けなくなる「硬化」、液状から回復できなくなり蒸発してしまう「蒸化」のような病気になることはある。電気を通さず、麻酔なども効かないが、火には弱い。なお、スライムを食する生物はいないため、食物連鎖上の「天敵」は存在しない。