寮
- 寮
王都第三騎士団所属の独身男性騎士が暮らす二階建ての宿舎。定員約20名。住宅地区の王宮寄りにあり、騎士団本部まで徒歩約10分。五人以外の騎士も暮らしている。個室。食事・入浴などは共用。堅苦しくない。 外観 築約60年の重厚な石造り二階建て。灰色の石壁、濃紺の傾斜屋根、煙突、大きな格子窓が特徴。玄関上には第三騎士団の紋章。古いが手入れは良く、窓辺や玄関には季節の花が飾られ、無骨ながら温かみがある。 敷地・外構 南側の正門から石畳の小道が玄関へ続く。建物東側に厩舎と物置、西側に小さな庭、北側に中庭と作業場がある。敷地は低い石壁と鉄柵で囲まれるが、要塞ではなく出入りしやすい。木々が多く夏は木陰ができる。
寮の近く
- 寮の近く
- 周辺
住宅地区にあるため比較的静か。徒歩圏内に食堂、パン屋、雑貨店、酒場があり、商業地区にも出やすい。西側の城壁までは距離があり、その向こうに川が流れる。二階西側からは屋根越しに城壁と夕空を望める。
階段
- 階段
- 一階
- 二階
一階・位置関係 南玄関から玄関ホールへ入り、中央階段と廊下が建物を分ける。東側に食堂・厨房・食品庫、西側に談話室。北側に浴場・洗面所・洗濯室。北口から中庭へ出られ、作業場へ続く。厩舎へは東側勝手口から向かう。 使用人の部屋は一階にある。 二階・位置関係 中央階段を上がると南北に廊下が伸び、その両側に団員の個室が並ぶ。西端に屋根付き物干場、東端に共用洗面所と小談話スペース。騎士の個室もこの階にある。夜間は廊下の壁灯が最低限灯される。
玄関
- 玄関
厚い木製扉と石造りの玄関。雨具掛け、泥落とし、靴用ブラシが置かれ、任務帰りの騎士が汚れを持ち込まないようになっている。扉の開閉音が大きく、帰宅した者がなんとなく分かる。雨の日は濡れた革の匂いがする。 玄関ホールは吹き抜けではないが天井が高く、中央階段が目に入る。壁に大時計、当番表、連絡板、周辺地図が掛かる。朝は出勤する騎士が行き交い、夕方は帰宅者で賑わう。待ち合わせ場所として階段下に長椅子がある。 玄関ホールに大型掲示板。勤務変更、食事予定、寮内当番、騎士団からの連絡などが貼られる。私的な伝言も許され、「酒場行く奴募集」「菓子を勝手に食うな」などの紙が混ざる。書き込みから住人の日常が垣間見える。
一階廊下
- 一階廊下
一階廊下 石床に長い敷物を敷いた廊下。日中は窓から自然光が入り、夜は壁灯で照らされる。厨房の近くでは料理の匂い、浴場側では湯気や石鹸の香りが漂う。足音が響きやすく、誰かが走るとすぐ分かる。 中央階段 幅広い木製階段。長年使われ中央部分だけ少し艶がある。踊り場には大きな窓があり、午前中は明るい。手摺は頑丈。住人同士がすれ違ったり、階段に腰掛けて短く話したりする日常的な場所。
食堂
- 食堂
食堂 約20人が一度に食事できる広い部屋。長卓と椅子が並び、暖炉がある。席は自由だが住人ごとになんとなく定位置がある。朝は慌ただしく、夕食時が最も賑やか。休日は食後も酒や茶を片手に話し込む者がいる。 食堂に隣接した広い厨房があり、大きな竈、作業台、流し、鍋や調理器具が揃う。基本の食事は寮の料理人が作るが、空いている時間は住人も簡単な調理が可能。早朝は焼くパン、夕方は煮込みや焼肉の匂いが食堂まで流れる。 厨房奥の涼しい石造りの部屋。穀物、乾物、燻製肉、酒、調味料などを保管。住人が実家から送られた食品を預けることもある。勝手な飲食は禁止だが、ときどき酒や菓子が減って小さな犯人捜しが始まる。
談話室
- 談話室
談話室 寮一階西側にある寮の居間。大きなソファ、肘掛け椅子、低卓、暖炉、本棚があり、酒や茶を飲みながら自由に過ごす。カードや盤上遊戯も置かれる。夕方は西日が差し、夜は暖炉周辺に自然と人が集まる。 談話室の本棚 小説、新聞、騎士団資料、旅行記、料理本など住人が持ち寄った本が雑多に並ぶ。貸出管理はなく、読み終えた本が勝手に増えていく。誰が買ったのか分からない恋愛小説や妙に俗っぽい本が紛れていることもある。
浴室
- 浴室
- 脱衣所
- 風呂
浴場 北側にある石造りの共同浴場。十人程度が入れる大浴槽と洗い場を備える。夕方から夜が最も混雑。仕事の愚痴や噂話が飛び交う裸の社交場でもある。湯気が濃く、冬は扉を開けると廊下まで暖かな空気が流れる。 脱衣・洗面室 浴場手前の共用空間。木製棚、籠、大鏡、洗面台が並ぶ。髭剃りや身支度にも使われ、朝は混雑する。浴場上がりには濡れた髪の騎士が薄着でうろつく。忘れ物籠にはタオルや靴下が頻繁に放り込まれている。 浴場は夕方から深夜まで利用可能。朝は洗面のみが基本。湯は薪と簡単な加熱用生活魔法を併用して沸かす。飲料水や生活用水は王都の水道設備から供給される。魔法だけで生活が完結するほど便利ではない。
洗濯
- 洗濯
- 物干
洗濯室 北西側。大きな洗濯槽、流し、作業台、洗濯籠が並ぶ。制服など大量の洗濯物を処理できる。基本的な洗濯は寮の担当者が行うが、私物や急ぎ物は本人が洗う。石鹸と湿った布の匂いが常に漂う。 二階物干場 二階西端の屋根付き半屋外空間。洗濯紐と木製物干し台が並び、風通しが良い。午後から日差しが強くなり、夕方は眩しい西日が差す。屋根越しに王都の家並み、城壁、夕空が見え、風に大きなシーツがはためく。 物干場・夜 夜は照明が少なく静か。街の灯りと月明かりが入り、風の音や遠くの街のざわめきが聞こえる。夏の灯火祭には城壁の向こうの川を流れる灯籠の光が遠くに見える。人目を避けて話したい時にも使われる。
庭
- 庭
- 武器
- 厩舎
中庭 建物北側に囲まれた石畳と芝生の小庭。中央に一本の大木とベンチがある。洗濯室・北口・作業場から出入り可能。昼休みに食事をしたり、軽い運動をしたりする。春から夏は緑が濃く、秋には落葉が石畳を覆う。 中庭に面した屋根付き作業場。丈夫な机、砥石、油、布、工具などが揃い、剣・槍・弓・防具の手入れに使う。金属と油の匂いが強い。任務前後は混雑し、作業しながら自然と仕事の話になることが多い。 厩舎 敷地東側。任務用の馬を数頭収容できる小規模な厩舎で、飼葉置場と馬具庫を併設。専任の世話係がいるが騎士自身も手入れをする。朝は馬の鼻息や蹄の音が聞こえ、干草と革の匂いが漂う。
倉庫
- 倉庫
中庭に面して倉庫・物置 季節用品、予備家具、寝具、掃除道具、祭事用品などを保管する。整理されているが奥には長年使われていない物もある。必要な物を探しに入った者が別の懐かしい品を見つけ、そのまま時間を潰すこともある。
廊下
- 廊下
- 二階談話室
二階廊下 個室が並ぶ生活感の強い廊下。昼間は静かだが、朝夕は扉の開閉や話し声が多い。各扉には部屋番号と名札。夜になると灯りは落とされ、誰かの部屋から笑い声や小さな物音が漏れることもある。 二階小談話スペース 廊下東端の小さな共用空間。窓際に長椅子と小卓があり、二、三人で話す程度の広さ。大人数が集まる一階談話室より静か。朝は東から日が差し、読書や短い休憩、誰かを待つ場所として使われる。
個室
- 個室
- 自室
- 私室
個室・共通仕様 全員に鍵付き個室が一室ずつ与えられる。基本設備はベッド、机、椅子、衣装棚、収納棚、小窓、洗面用の水差し。私物の持ち込みや模様替えは自由。個人部屋は性格・生育歴・趣味を反映するため個別設定で定める。 使用人の部屋は一階、騎士の部屋は二階
食事
- 食事
- 食
朝夕は寮で食事が用意され、勤務者は希望すれば昼食も受け取れる。非番や外食は自由。夕食を不要とする場合は事前申告。休日には住人が料理を持ち込んだり、誰かの土産を皆で食べたりすることもある。
清掃
- 清掃
- 洗濯物
共用部の清掃と基本的な洗濯は寮の職員が担当。個室の掃除と私物管理は本人の責任。制服や寝具は定期的に回収される。騎士だから家事をしなくてよいわけではなく、散らかしすぎれば普通に注意される。
門限
- 門限
- 外泊
- 来客
- 宿泊
門限・外泊 成人騎士のため厳格な門限はないが、翌日の勤務に支障を出さないことが原則。深夜帰宅や外泊は記録を残す。非番日の外泊も可能。酔って帰宅すること自体は禁止されていないが、騒げば翌朝確実に問題になる。 来客 一階の談話室や食堂では一般の来客との面会が可能。家族や友人も訪れる。二階居住区への部外者の立入りは住人の同伴が必要。恋人を個室へ招くこと自体は禁止されていないが、節度と他の住人への配慮が求められる。
出勤
- 出勤
- 帰宅
寮の日常 早朝は出勤準備、昼は非番者を除き静か、夕方から帰宅者が増え、夕食後が最も賑やか。夜が更けるにつれ談話室から人が減り、建物も静まる。勤務時間が異なるため常に誰かしら出入りし、完全に無人になることはほぼない。 任務出発前には特別な儀式をせず、エドガーの「行くぞ」にそれぞれ返事をして出発する。五人全員が無事帰ること自体を縁起担ぎとしている
ルカ
- ルカ
- ルカの個室
ルカの個室は明るく生活感のある部屋。整理はしているが大雑把で、脱いだ上着や読みかけの書類が椅子に置かれがち。ベッドには母・姉・弟が古着の布を持ち寄って作った色柄不揃いのパッチワークカバー。机には弟が幼い頃に作った不格好な木彫りの騎士が飾られ、家族から届いた手紙は木箱に全て保管している。棚には実家から届く保存食や菓子があり、よく仲間に配る。壁際には槍を置き、手入れ用品だけは上質で整然。華美な物はなく、本人が意識する以上に故郷と家族の気配が濃い。
ジェイド
- ジェイド
- ジェイドの個室
ジェイドの個室は洒落ているが男の一人部屋らしい気楽さもある。質の良い寝具、服、香水、酒、アクセサリーなど私物が多く、衣装棚は他の騎士より充実。机の引き出しには女性から届いた手紙、収納箱には過去にもらった贈り物を丁寧に保管している。飾り立てはせず、現在の相手への配慮から普段は見えない場所にしまう。酒とグラスを置いた棚があり、来客用のグラスも複数。武器や暗器は意外なほど几帳面に管理されている。窓辺には誰から貰ったのか本人も曖昧な小さな鉢植えがあり、律儀に水をやっている。
エドガー
- エドガー
- エドガーの個室
エドガーは整然として静かな部屋。ベッドは常に整えられ、制服・私服・装備品にも定位置がある。机には仕事用書類と筆記具、棚には歴史書、紀行文、小説など私物の本が端正に並ぶ。一見仕事一辺倒だが、本の間には気に入った演劇の演目表や古い観劇券が挟まれている。妹や家族からの手紙は専用箱に保管。窓際に読書用の椅子があり、休日には珈琲を淹れて本を読むこともある。装飾品は少なく、上質だが華美ではない。来客用の椅子まで常に正しい位置に戻されている。
バルド
- バルド
- バルドの個室
バルドの部屋 無骨だが妙に居心地のいい部屋。大型のベッドと頑丈な家具を使い、多少傷がついても自分で修理する。壁には釣り竿や野外道具、ロープなどが整然とは言えない程度に掛けられ、棚には酒、保存食、香辛料、工具が並ぶ。窓際には自作の大きな木製椅子があり、釣具の手入れや晩酌に使う。家族からの手紙や兄弟の子供が描いた絵も無造作に飾っている。物は多く大雑把だが不潔ではなく、木や革、時折料理の香りがする。
ノア
- ノア
- ノアの個室
ノアの個室 本、古文書の写し、石、羽根、木の実、古い硬貨、用途不明の小物などが部屋の各所にある。本人なりの配置規則があり、他人が片付けると何がどこへ行ったか即座に気付く。机には観察記録や解読途中の古代文字。窓辺には植物と拾った石が並び、椅子には読みかけの本が積まれがち。高価な装飾品には興味がなく、公爵家から贈られた品も実用品以外ほぼ置かない。母から届いた手紙だけは専用の箱に保管。窓から鳥や虫を眺めたまま、気付けば数時間経っていることもある。
第三騎士団
- 第三騎士団
約3年前、第三騎士団の部隊再編で結成。エドガーを小隊長に、突破・護衛・野営に強いバルド、機動・交渉・潜入に長けるジェイド、索敵・追跡・遠距離支援のノアを配置。後に新人ルカが前衛・追撃・伝令要員として加入し現在の五人体制となった。性格や身分ではなく能力の補完性を重視した編成。エドガーが判断し、バルドが支え、ジェイドが崩し、ノアが見つけ、ルカが飛び込む形が基本。個々の戦闘方法は異なるが実戦では非常に相性が良い
昔話
- 昔話
- 野営
- 地方任務
五人体制最初の地方任務で豪雨に遭い、街道が寸断され三日間の予定外の野営を経験。バルドは嬉々として寝床と食事を整え、エドガーは予定変更に頭を抱え、ジェイドは酒がないとぼやき、ルカは野営を楽しみ、ノアは雨蛙を追って行方不明になった。任務は無事完遂し、以降トラブル時の「最初の野営よりマシ」が合言葉。ルカの迷子やノアの観察による失踪など、小隊内だけで通じる笑い話も多い。