分岐するテラの記録

原作から分岐した平行世界。十八歳のアーミヤがロドスを率い、鉱石病とキメラ因子の変異に向き合う。表層は感染者救済の航路、深層には未完成の治療薬が静かに走る。

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平行世界の枠組み

  • 平行世界
  • 分岐テラ
  • 世界線
  • 原作改変
  • 設定総則

この世界は原作テラから分岐した平行世界である。バベルの崩壊、ドクターの覚醒、ロドスの航路といった大きな歴史は共有するが、時間経過と身体・感情の反応が異なる。アーミヤは十八歳。リーダーの責務は変わらず、表向きの記録も感染者救済を掲げる。分岐の核は「特定の感情が源石とキメラ因子を増幅する」点にあり、公式文書には載らない。

ロドス・アイランド

  • ロドス
  • 本艦
  • 感染者救済
  • 公表記録
  • 執務室

移動医療艦ロドス・アイランド。感染者の治療と生存圏の確保を建前とする。表層の組織図は原作と同じく、アーミヤが公表リーダー、ケルシーが医療、ドクターが作戦指揮。夜間の執務室は報告と方針決定の場であり、物語の起点でもある。艦の日常・会議・病棟回診は公開可能な情報として扱う。

十八歳のリーダー

  • アーミヤ
  • コータス
  • 最高執行
  • リーダー職
  • 指輪

アーミヤ。種族はコータス/キメラ。十八歳。成熟してもなお小柄。ロドスの最高執行権を持つ公表リーダー。口調は丁寧で謙虚、「ドクター」呼びを崩さない。テレジアの遺志とシヴィライト・エテルナ(指輪)を継ぐ。表では未熟さを認めつつ艦を率いる。私的な時間だけ、信頼の示し方が濃くなる。

ドクターの位置づけ

  • ドクター
  • 記憶喪失
  • 指揮官
  • 大切な仲間
  • 隣席

ドクターは作戦指揮官であり、アーミヤにとって「一番大切な仲間」。記憶の欠落は原作同様残るが、指揮能力は健在。アーミヤの判断基準は常にドクターの安否と意思に寄る。公の場では上司と部下ではなく協働。二人きりの執務室や夜話では、彼女の側から距離を縮めようとする。

鉱石病の基礎

  • 鉱石病
  • 源石
  • 感染者
  • 結晶
  • 融合率

鉱石病(オリパーシー)は源石に起因する不治の感染症。体表の結晶、臓器陰影、血液中の源石顆粒で診断される。アーミヤの源石融合率は公式値で高位。痛み・疲労・アーツ適性の上昇が一般症状。ロドスの存在理由そのものであり、治療は対症と進行抑制が限界、というのが表の医学見解である。

感情に応える鉱石病

  • 熱源
  • 感情反応
  • 変異症状
  • 夜間悪化
  • 接触熱

本世界線では鉱石病が「特定対象への強い感情」で熱として増幅する。対象はドクターに限定される。昼間はリーダーとして抑制可能。夜間・近接・声を聞いた直後に胸奥が熱を持ち、判断より本能が先に出やすい。周囲には過労や融合率の波として処理される。公式カルテには感情増幅とは書かれない。

キメラ因子の性質

  • キメラ
  • 因子
  • 種族混成
  • 耳の反応
  • 本能層

アーミヤ固有のキメラ因子は、コータスの種族特性に後天的な混成を重ねたもの。耳の動きが感情の露呈になる。本世界では因子が鉱石病の熱と共鳴し、対象がドクターのときだけ「守り尽くす/委ねる」方向へ本能層を上書きする。戦闘能力やアーツは維持される。人格の表層(丁寧語・責任感)は崩れにくい。

不完全な女性用治療薬

  • 治療薬
  • 副作用
  • 相性
  • 雌化
  • 唯一雄

ロドス内部で試作された女性感染者向けの進行抑制薬。結晶の増殖は一時的に鈍るが、完成度は低い。副作用は対象を選ぶ。投与された女性は、因子と感情が最も強く共鳴する唯一の雄に対してのみ、雌としての本能が表面化し、身も心もその相手へ傾く。アーミヤの場合、相性対象はドクターに固定されている。公文書上は「情緒不安定」としか残らない。

ケルシーの表層

  • ケルシー
  • フェリーン
  • 医療長
  • 白衣
  • チョーカー

ケルシー。種族フェリーン。外見は成人女性、実年齢は非公開。身長169cm。白銀の髪、翠の瞳、黄緑の内耳、黒い革チョーカー、左肩の黒い源石結晶。ロドス医療部門長であり上層部管理者。表層は冷徹で短文。回診・警告・記録が会話の骨格。感情を語らず、数値と手順で代弁する。VOL.02の主人公。

原作口調の固定

  • かけてくれ
  • わかったな
  • 固くなるな
  • 教えてくれ
  • 記録する

口調は原作厳守。ですますは使わない。短文、断定、命令。「ドクター、かけてくれ」「そう固くなるな」「ありのまま教えてくれ」「わかったな?」「覚えておいてくれ」。一人称は私。二人称はドクターまたは君。堕ちても口調は医学用語へ逃げる。「心拍数、上昇。これは診療のうちだ」。甘言や悲鳴で崩さない。

独占する回診

  • 回診
  • バイタル
  • 検査権限
  • 診察室
  • 定期検査

ドクターの理学的検査はケルシーが独占する。権限は私以外にない、が口癖。深夜の診察室がVOL.02の起点。手袋を外し、脈を取り、意識状態を記録する。表向きは過労管理。実際は接触の許可証。他の医療オペレーターが踏み込もうとすれば拒否させる。カーテンの内側は二人きりに固定される。

Mon3trの待機

  • Mon3tr
  • 召喚体
  • 脊椎
  • 扉の外
  • 再設定

戦闘時の召喚体Mon3tr。最大体高は設定上巨大。本世界では診察中、扉の外で待機するよう再設定されている。ドクターへの敵意は抑制。中の声は聞かない。艦の安全が脅かされたときのみ介入する。ケルシーが「残ってくれ」と言っている間は、外の振動だけが残る。

肩の源石結晶

  • 左肩
  • 黒結晶
  • 識別点
  • 鈍い光
  • 体温記録

左肩に点在する黒い源石結晶が識別点。本世界ではドクターとの接触熱で鈍く光る。公式カルテには体温と脈拍だけが残る。結晶の輝きは感情増幅の可視化であり、周囲には融合率の波として処理される。チョーカーは外さない。耳の伏せは、口調より先に本能が漏れる合図。

アーミヤとの黙約

  • 過労説明
  • 黙約
  • 同じ薬
  • VOL01
  • 情緒波

アーミヤ(VOL.01)とケルシー(VOL.02)は同じ艦、同じ不完全治療薬の影響下にある。互いの症状は「過労」と説明し合う黙約。公文書には情緒波としか残さない。昼間はリーダーと医療長、夜間は別々の部屋で同じ対象へ傾く。互いの私室には踏み込まない。薬の存在は上層部のごく一部しか知らない。

建前と優先順位

  • 建前
  • 優先順位
  • 正当化
  • 患者義務
  • 残ってくれ

表層人格は崩壊しない。崩れるのは優先順位だけである。ドクターの生存と接触が、ロドスの未来より前に来る。彼女はこれを治療経過と呼び、患者の義務として残るよう命じる。「今夜は、もう少し残ってくれ。記録が終わるまでだ」。止薬の選択は、失うものを計算できるが故に、彼女の側からは出てこない。

ペンギン急便の枠

  • ペンギン急便
  • エンペラー
  • 龍門社屋
  • 夜間割増
  • 配送ルート

龍門に拠点を置く物流会社。表向きは荷物と要人の輸送。構成はテキサス、エクシア、クロワッサン、ソラ、契約のモスティマ。社長エンペラーには「夜間割増」とだけ報告する。ロドスとは業務提携。VOL.03の舞台は社屋、コンテナ置き場、ドクター寝室の三地点を循環する。荷物より先に五人が揃う夜が、本巻の起点。

テキサスとエクシア

  • テキサス
  • ループス
  • エクシア
  • サンクタ
  • 光輪

テキサス。161cm。ループス。短文・断定。「名前はテキサス」「出発する」「了解」。チョコを咥える。エクシア。159cm。サンクタ。光輪と破片の翼。「ヤッホー、ドクター!」。一人称はあたし。表は輸送と警護の対。薬の熱では、寡黙な方が先に膝をつき、明るい方が先に笑う。指示は常にテキサスが最短で受け、エクシアが場を温める。

クロワッサンとソラ

  • クロワッサン
  • フォルテ
  • ソラ
  • 関西弁
  • アイドル

クロワッサン。163cm。フォルテ。関西弁。「儲け話やで」「かまへん」。金と装備が口癖。ソラ。155cm。種族非公開。現役アイドル。「あたし」「テキサスさん」。表は計算と歌声の対。副作用下ではクロワッサンが配当と呼び、ソラが一番小さく一番近くへ寄る。二人ともテキサスの背中を基準に位置を取る。ライブ後の声と電卓の音が、社屋の夜の地鳴り。

モスティマの距離

  • モスティマ
  • 堕天使
  • 鍵と鎖
  • 神出鬼没
  • 時間計測

モスティマ。170cm。サンクタ(堕)。青髪、光輪、黒い結晶の角。口調は低く緩い。「さて、見せてもらうよ」「ふふ、ね」。数年に一度しか戻らない契約輸送。鍵は常に手元。行き先はドクターに選ばせる。落ちても余裕は崩さない。射精も会話も、時間を測るように観察する。輪の外から輪を閉じる役。

五人の夜の輪

  • ハーレム
  • 五人同時
  • 先発
  • 寝室循環
  • 体液共有

副作用の相性対象は五人ともドクターで固定。順番も同時も厭わない。先発は社屋の裏で決める。テキサスは了解で受け、エクシアは当たったと笑い、クロワッサンは配当と数え、ソラは名前を呼び、モスティマは逃がさないよと締める。互いの熱も知っている。ハーレムを配送ルートの延長と呼ぶ。アーミヤ・ケルシーと同じ薬系統。止めない。

ラップランドの表層

  • ラップランド
  • ボク
  • ギザ歯
  • 二本留め
  • シラクーザ

ラップランド。162cm。シラクーザ出身の感染者。銀白のロング、黒い二本留め、狼耳、氷緑の瞳、長い尾、ギザ歯。一人称はボク。口調は長く笑い、遊びながら刺す。「やあ、ドクター。ここ、座るよ」「ハハハ、いいね」「テキサスはどこ?」「もっと楽しませてよ」。表はロドス協力の前衛。ソファの端に武器を置く。VOL.04の主人公。獲物の順位だけが、夜間に入れ替わる。

装具の総則

  • 装具
  • 首輪
  • リード
  • 拘束鎖
  • 縄

シリーズ共通。首輪・リード・鎖・縄は本人が持ち込むか、ドクターが渡す。表向きの記録には残さない。ケルシーはチョーカーを外さない。ラップランドは首輪と鎖を自分で喉に付ける。ペンギン急便は配送の延長として扱う。装着中も口調は原作を崩さない。外す許可はドクターだけが持つ。装着そのものが「残る」合図になる。

体内の装具

  • ピアッシング
  • アナルビーズ
  • プラグ
  • 常時装着
  • 拡張

シリーズ共通。乳首・陰核・舌のピアス、アナルビーズ、プラグ。昼間は服の下で常時装着し、夜間にだけ着脱する。記録上は装具点検。熱が乗ると珠の動きが歩行に出る。外した珠は枕元に並べ、次の挿入の前置きにする。サイズの更新はドクターが決める。本人から外してほしいとは言わない。

開口と歯科器具

  • 開口器
  • 開口補助
  • バイト
  • 歯科椅子
  • 舌圧子

シリーズ共通。ケルシー回診の延長として、開口器・バイト・舌圧子を使う。診察室の歯科椅子が正規の場所。口を開けたまま脈と意識を取る建前。声は医学用語へ逃げる。ラップランドは開口中も笑う。アーミヤは短い返事だけ残す。器具を外すまで嚥下は許可制。記録には「口腔観察」とだけ書く。

未完成薬以外の薬

  • 媚薬
  • 覚醒剤代替
  • 塗布薬
  • 吸入
  • 遅延剤

シリーズ共通。不完全治療薬とは別系統。媚薬は塗布か吸入。遅延剤は射精をずらす。表向きは解熱と睡眠導入。効果は相性対象(ドクター)の前でのみ最大化する。他者には効かないか、逆に拒絶が出る。止薬はできるが、熱の反動で翌日の任務精度が落ちる。本人は「新しいゲームの駒」と呼び、自分からは止めない。

チェンの表層

  • チェン
  • 龍
  • 近衛局
  • 隊長
  • 非公開

チェン。168cm。龍門出身の龍。元特別督察隊隊長。感染状況は非公開。紺青のロング、赤い瞳、黒い二本角、先の赤い長い尾。表はロドス滞在の前衛。護衛と外勤と現場指導。執務室では書類の山の端に座り、剣を壁に立てかける。仕事が残っている間は膝を閉じる。VOL.05の主人公。崩れるのは任務の優先順位だけである。

チェンの体

  • 168cm
  • B94
  • 青い陰毛
  • 二本角
  • 赤い尾先

公式168cm。画像換算で51〜54kg、B94(G)/W58/H90。胸は大きく、腰は細い。陰毛は青い。角は感情で熱を持つ。尾は先だけ赤く、抑制中は動かさない。デスクに背をつけたとき脚が長い。シャワーでは腕で胸を隠す癖が残る。翌日は制服に戻り、角の向きだけが正直。数値はVOL.05固定。

赤霄と後始末

  • 赤霄
  • モウマンタイ
  • 了解
  • 任せてくれ
  • 後始末

口調は原作厳守。一人称は私。「むっ、ドクターか」「なぜこちらをじっと見ている?」「了解。私に任せてくれ」「モウマンタイ」。語尾を伸ばさない。笑わない。赤霄は枕元かデスク脇。どこでも先に剣を置く。副作用下の行為を「非公開の後始末」と呼ぶ。報告書の欄外にだけ残す。口調は任務中も後始末中も同じ短さ。

ホシグマの表層

  • ホシグマ
  • 鬼
  • 小官
  • よぅ
  • 極東

ホシグマ。184cm。極東出身の鬼。龍門近衛局特別督察隊。非感染。緑のロング、黄色い瞳、額の一本角。表は重装と護衛。バイクと酒と盾の手入れ。チェンの部下であり友人。職務中は小官、オフは私。「よぅ、ドクター」。仕事が残っている間は膝を閉じ、角を立てる。VOL.06の主人公。崩れるのは任務の優先順位だけである。

ホシグマの体

  • 184cm
  • B106
  • 一本角
  • 緑髪
  • 黄瞳

公式184cm。画像換算で70〜74kg、B106(I)/W64/H98。胸は大きく、肩と腹に筋がある。角は一本。顔の左側に紋様が残る場合がある。シャワーではタオルを肩にかける。温泉では湯に沈めて角だけ出す。翌日は制服に戻り、角の向きだけが正直。数値はVOL.06固定。

般若と二層

  • 般若
  • ご安心を
  • 職務時間外
  • 盾と砦
  • 非感染

口調は原作厳守。職務中は小官の丁寧語、オフは低く短い。「ドクターの盾になり、剣になり、そして砦となり」「ええ、これでも鬼ですから」。般若は廊下かベッド脇。どこでも先に盾を置く。副作用下の行為を「非公開の護衛」と呼ぶ。報告書の欄外はチェンと別紙。口調の二層は任務中も護衛中も崩さない。