小学生の世界観

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小学生の世界観

  • 世界観

大人から見ると狭い世界ですが、本人にとってはその世界がほぼ社会そのもの。 たとえば、 「クラスでどう思われているか」 「友達と仲良くできているか」 「先生に褒められた・怒られた」 「今日遊べるか」 「親に何と言われるか」 こうしたことが非常に大きな意味を持ちます

時間感覚

  • 時間

小学生は大人よりも「今」が強い 1時間も長く感じる 今日・明日は、かなり重要 今日遊べる 明日学校がある 明日テスト 今日のおやつ 今日の宿題 1週間後、少し遠い 「来週の遠足」は楽しみにできるけれど、具体的な実感はまだ薄い 数か月・数年後 かなり曖昧 「大人になったら○○になる!」と言っていても、現実的な将来設計というより今の憧れに近い

大人か子供か

  • 子供意識

小学生は、自分はもう赤ちゃんではない という意識がかなりある 特に高学年になるほど、 「自分でできる」 「子供扱いされたくない」 「もう小さい子じゃない」 「そんなこと知ってる」 「分かってるって!」 しかし一方で、怖いと親を頼る 失敗すると泣く 甘えたい 一人では不安 大人に助けてもらう という子供らしさも強く残っています 「大人になりたい」+「まだ子供でいたい」 の両方が同居しているのが小学生らしさ

大人の憧れ

  • 憧れ

大人への憧れと背伸び: 大人は自由で格好いい 好きなものを自分で買える 夜まで起きていられる 自分でどこへでも行ける 難しいことを知っている お酒や車など「子供にはできないこと」がある 仕事をしてお金を稼いでいる 大人っぽいものを真似したがる 大人っぽい服装 化粧やアクセサリーへの興味 大人っぽい言葉遣い 難しい言葉を使いたがる コーヒーなど大人が飲むものへの憧れ 大人向けのテレビ・漫画・音楽・アダルトな危ない世界への興味 「私はもう子供じゃない」という態度 実際以上に自分を大きく見せる 「そんなの知ってる」 「一人でできるし」 「怖くないし」 「もう赤ちゃんじゃないから」 「私、大人だから」

友達

  • 友達

小学生にとって友達は、単なる「一緒に遊ぶ人」ではなく、自分の居場所そのものになりやすい 一年生、二年生は比較的単純 一緒に遊ぶ 同じものが好き 席が近い 鬼ごっこをする 仲直りも早い 「昨日喧嘩したけど今日は普通に遊んでいる」ことも珍しくありません 三年生、四年生はだんだん複雑 仲良しグループ 誰と誰が仲良い 「○○ちゃんとは遊ばない」 仲間外れ 秘密 約束 噂 などが出てきます。 五年生、6年生は、さらに社会的になります グループ内の立ち位置 人気者 クラスでの評判 男女の距離 リーダー的存在 人間関係の派閥 などを意識するようになります

秘密

  • 秘密

小学生にとって秘密は、単なる情報ではなく、「自分たちだけの特別な世界」 例えば、 「これ、誰にも言っちゃダメだからね」 だけで特別な関係になった気分になります。 秘密基地 秘密の遊び 二人だけの約束 大人には内緒 友達しか知らないこと 「大人には分からない子供だけの世界」が秘密

遊び

  • 遊び

遊びは単なる暇つぶしではありません 遊びそのものが社会です 外遊び 鬼ごっこ かくれんぼ ドッジボール 縄跳び 自転車 公園 虫取り 水遊び 秘密基地 室内 ゲーム お絵描き 工作 カードゲーム おもちゃ 漫画 テレビ 動画 そして重要なのが、 「何をして遊ぶか」より「誰と遊ぶか」 だったりします

ルール

  • ルール

小学生は独自ルールを作りがち 例えば、 「鬼は10秒待つ!」 「ここはセーフだから!」 「今のなし!」 「じゃんけんで決めよう!」 「○○したら一回休み!」 大人から見ると滅茶苦茶でも、本人たちには重要。 ルールを作った本人が有利になるようにルール変更する みたいなことも起こります

大人への認識

  • 認識
  • 大人

小学生から見る大人は、 身近な大人: 父親 母親 祖父母 先生 近所の人 遠い大人: 警察官 医者 店員 芸能人 社長 政治家など 特に先生は特殊で、「親ほど近くないが、学校では親以上に強い存在」 先生に褒められると、 「今日先生に褒められた!」 と嬉しくなる。 逆に怒られると、「先生に怒られた……」 とかなり引きずることがあります

お金

  • お金

小学生にとってお金は、 「自分で稼ぐもの」ではなく「親から与えられるもの」 という感覚が基本 そのため、 100円 500円 1000円 などの価値が大人とは違います 「1000円もらった!」はかなり大きなイベント。 そして、 「これ買ったら残り○○円になる」 という計算を覚え始める段階

勉強

  • 勉強

「勉強ができる=頭がいい」という単純な構図だけではない 子供同士では、 足が速い 絵が上手い 面白い ゲームが強い 運動神経がいい 歌が上手い 人気がある なども非常に大きな評価になります。 大人が思う「能力」と子供社会での「価値」は一致しない ここはかなり重要

すき

  • 好き

低学年ではかなりストレート 「○○ちゃん大好き!」と言える 高学年になると、 「別に好きじゃないし」 と言いつつ、妙に意識することがあります 「好き」という感情そのものより、 「好きだと思われるのが恥ずかしい」 と意識する思春期に入って来る

男女

  • 男女の距離感

低学年では、男子も女子も普通に一緒に遊ぶ ことが多い ところが中〜高学年になると、 「男子と遊んでる!」 「女子と一緒にいる!」 と冷やかされるようになり、距離が生まれることがあります ただし個人差は大きい 「異性=恋愛対象」というより、「異性として意識され始める」 くらいの描写のほうが自然

世界の広さ

  • 世界の広さ

大人にとって、嫌なことがあった → 家に帰れば忘れる事は有るかも知れないが でも小学生本人にとっては、 学校での出来事=世界で起きた重大事件になり得ます 例えば、「友達と喧嘩した」だけで、 朝は普通だった ↓ 喧嘩した ↓ 一日中気になる ↓ 帰宅しても考える ↓ 明日どうしよう……となる。 「好きな友達と一緒に遊べた」だけで、今日は最高の日