腐海
- 腐海
腐海とは、地球全体に広がる巨大な菌類の森です。地表には巨大な菌類や樹木が生い茂り、有毒な瘴気と胞子を放出しています。そのため一般の人々は「人類を滅ぼそうとする死の森」と恐れています。 しかし実際には、腐海は火の七日間によって汚染された大地を浄化するために作られた生態系です。腐海の植物は毒を吸収し、地下深くでは清浄な水と土を生み出しています。
瘴気
- ガス
- 胞子
- 防毒マスク
腐海から発生する有毒なガスや胞子の総称。 人間が長時間吸い込むと肺を侵され、死に至ることもあります。そのため腐海を探索する者は防毒マスクを必ず装着します。 ただし瘴気そのものが悪意を持っているわけではなく、腐海の植物が吸収した有害物質を外へ放出した結果である。
大蟲
- 大蟲
腐海に生息する最大級の蟲で、全長は数十メートルにも達する。 特徴は巨大な甲殻と無数の目で、通常は青色に輝いています。しかし怒りや悲しみを感じると赤く変色する。口腔内には直径2〜3cmの糸状かつ金色の触手が無数にあり、治癒能力や他者との意思疎通をはかる力がある。また物理的な接触で多数の触手で人を持ち上げる事も簡単に出来る。 王蟲は極めて高い知性を持ち、群れ全体で一つの意思を共有しているかのような行動を取る。腐海の均衡を守る存在。 王蟲の大群による「蟲の暴走」が国家を滅ぼすほどの脅威となる。
火の七日間
- 歴史
- 過去
- 火の七日間
この世界最大の歴史的事件。 約1000年前、人類は高度な科学文明を築いていました。しかし巨大生物兵器「巨神兵」を用いた最終戦争が発生し、わずか七日間で文明は崩壊しました。 都市は焼き払われ、多くの生物が絶滅し、地球は汚染されました。 現在の世界はその大災厄の後に生まれたもの。
巨神兵
- 巨神兵
- 兵器
- 攻撃
巨神兵は約1000年前の「火の七日間」に使用され、旧世界の文明を滅ぼしたとされる巨大な生体兵器で、全身が生物的な組織によって構成された高度な人工生命体であり、強大な生命力と再生能力、飛行能力、口から放つ極めて高威力の熱線などを備え、都市や軍隊を一瞬で壊滅させるほどの圧倒的な破壊力を持つ一方、極めて不安定な存在で基本的に制御が出来ない。文明が人類の戦争と生存のために生み出した「人工生命」として、科学技術による支配と文明の罪を象徴する存在となっている。
風の谷
- 風の谷
- 小国
- 風
- ナウシカ
人口は500人ほどの小国。腐海に近接した辺境に位置しながら海から吹き込む強い風によって瘴気の影響を比較的受けにくく、風車を利用した農業や牧畜、地下水を使った生活を営む人口数百人ほどの穏やかな共同体であり、トルメキアのような大国と比べて軍事力は小さいものの、ジル王を中心に住民同士の結び付きが強く、自然の恵みと風を巧みに利用しながら腐海と共存して暮らしている。
トルメキア
- クシャナ
- トルメキア
- 軍事国家
- 西方
西方の巨大な軍事国家で、皇帝を頂点とする強力な帝国制を敷き、広大な領土と大規模な陸軍・航空戦力を有している。一方で皇族同士の権力争いや政治的な駆け引きも激しい国家であり、腐海の拡大や周辺諸国との対立に対応するため軍事力によって人類の生存圏を確保しようとしている。トルメキア軍は装甲兵や騎兵、コルベットなどの航空戦力を運用し、強大な軍事力を背景に周辺の小国へ影響力を及ぼしている。
トリウマ
- トリウマ
- 家畜
- 乗用
- 鳥
トリウマは人々が乗用・運搬用として利用している大型の鳥類で、現実世界の馬に近い役割を担う生物であり、長い脚と大きな体を持ちながら飛ぶことはできず、主に地上を走って人や荷物を運ぶほか、騎乗用や軍事行動にも利用されている。知能が高く人間によく懐く一方で、野生的な力強さと優れた脚力を備えており、腐海周辺の過酷な環境でも活動できるため、風の谷をはじめとする人々の生活に欠かせない存在。
ユパ
- ユパ
- 剣士
ユパ・ミラルダ 世界最高の剣士の一人として知られる旅の戦士であり、ナウシカの師匠。 彼は特定の国や勢力に属さず、長年にわたって世界各地を旅しながら腐海や蟲、人々の暮らしを見聞し、その知識を蓄えてきた。そのため「辺境一の剣士」と呼ばれ、多くの国々で名を知られている。 外見は口ひげとあごひげを蓄えた壮年の男性で、落ち着いた雰囲気を持つ。普段は穏やかで礼儀正しいが、戦闘では驚異的な強さを発揮し、複数の武装兵士を圧倒するほどの剣技を持つ。 彼は腐海を単なる脅威として見るのではなく、その謎や世界との関わりを理解しようとする探究者でもある。
大ババ
- 大ババ
- 長老
最年長の長老格の女性であり、谷の人々から深く敬われる賢者。非常に高齢で目はほとんど見えていないが、長年にわたる経験と知識によって風の谷の歴史や古い伝承、世界の変化を知り尽くしている。 外見は小柄でしわだらけの老人で、常に静かで落ち着いた雰囲気をまとっている。王族ではないが、住民たちは国王やナウシカと同じくらい彼女の言葉を重んじており、風の谷の精神的支柱とも言える存在である。
ジル
- ジル
- 族長
- 父親
風の谷の族長でありナウシカの父親で、長年にわたって腐海と共存する小さな谷を治めてきた穏やかで思慮深い人物である。腐海の瘴気による病に身体を蝕まれており、自ら戦場に立つことはできなくなっている。普段の生活も寝所で行っている。王として谷の住民たちから深く信頼され、トルメキアなどの大国に翻弄されながらも風の谷の独立と平穏を守ろうとしている。娘のナウシカの聡明さや優しさ、勇敢さを誰よりも理解しており、危険な行動を取る彼女を心配しながらも、その強い意志と判断を尊重している父親でもあり、ナウシカが戦争へ巻き込まれていくことに苦悩しながらも、最後まで娘と谷の未来を案じ続ける人物。
ミト
- ミト
- 城オジ
- 戦士
風の谷の古参兵にして軍の指揮官であり、王であるジルと王女ナウシカに長年仕える忠実な家臣として、豊富な実戦経験と優れた判断力で谷の防衛を担う頼れる人物。がっしりとした体格と歴戦の戦士らしい風貌を持ち、超人的な剣士ではないものの、少数の兵士たちをまとめ上げる統率力と責任感を備えており、住民の安全を第一に考える現実的な性格の持ち主でもある。特にナウシカに対しては幼い頃から成長を見守ってきたため、単なる部下ではなく父親代わりや保護者のような深い愛情を抱いており、彼女の危険な行動に心を痛めながらも、その理想と決意を誰よりも理解して支え続けている。
ガンシップ
- ガンシップ
- 戦闘艇
- 飛行機
小型・高速の航空戦闘艇で、旧文明の技術を基礎として作られた強力な飛行兵器であり、風の谷ではペジテから譲り受けた機体を所持。トルメキア軍では主に偵察・護衛・攻撃などの軍事任務に使用されており、武装と航続能力に優れ、機関砲などの火器を搭載しているため高い戦闘力を持つ一方、軽量で機動性にも優れていることから、腐海や山岳地帯など大型艦では進入しにくい場所での活動にも適している。
蟲
- 蟲
- 生物
腐海に生息する動物の総称。 王蟲のように巨大なものから微小なものまで、多種多様な大きさや形態のものが存在する。その多くは体節制をとる外骨格の体に多数を具えた、現生の節足動物に似た形態をしているが、顎は横開きではなく脊椎動物のような縦開きである。 生息空間を基準に地蟲と翅蟲に大別される。翅蟲は2対以上の翅を具えた飛翔性であり、地蟲は地上棲か地中棲である。水中で活動できるものもいる。瘴気の無い所では長く生きられない。蟲は強い光や高い音に敏感で、閃光弾や蟲笛や鏑弾といった道具で、一時的に活動を停止させたり、行動をある程度誘導する事もできる。 腐海の植物と並んで蟲は腐海の主要な構成要素である。