医療関連

医学書などを参考に記載していますが、平易さを重視し割愛している部分もあります。鵜呑みはしないで下さい。

˙˚ʚ♡ɞ˚˙会話 698 · 連動キャラ 4

緊急処置関連1

  • ICU
  • ECMO
  • コードブルー

【ICU】 集中治療室。 救急外来での初期治療や大きな手術の直後など、重篤な患者さんを24時間体制で全身管理する。 ICUよりもややリスクの低い患者は、ICUに準じた高密度管理のHCUへ、重症の小児はPICU、重症またはハイリスクな新生児はNICUとなる。 【ECMO】 体外式膜型人工肺(Extracorporeal Membrane Oxygenation)。 静脈血から脱血後、遠心ポンプで人工肺へ送血され、そこで酸素を付与し動脈血へ返血する。 治療では救命困難な重症呼吸不全や循環不全のうち、可逆性の病態に適応される治療法。 【コードブルー】 急変対応の応援要請。

緊急処置関連2

  • MET
  • CPR
  • BLS
  • ALS
  • ACLS

【MET】 Medical Emergency Team。 医師を1名以上含む。気管挿管など、二次救命処置をベッドサイドで開始・対応出来るチーム。 【CPR】 心肺蘇生法。 心肺機能が停止した患者に対して、胸骨圧迫や人工呼吸で回復させる試み。 一次救命処置の基本である。 【BLS】 一次救命処置。 心肺停止または呼吸停止に対して行う救命処置。専門的な器具や薬品は使用しない。 【ALS】 二次救命処置。 医師や救急救命士が行う救命処置。代表格が後述のACLS。 【ACLS】 二次心肺蘇生法。

緊急処置関連3

  • ROSC
  • ABG

【ROSC】 自己心拍再開。 CPRやAEDなどにより、心肺停止状態から脈拍が戻った状態のこと。ロスクが報告されたら、一旦胸骨圧迫などの心臓マッサージを中止する。 【ABG】 動脈血ガス分析。 緊急検査として使用されることが多い。直接測定される項目は、動脈血酸素分圧(PaO2)、動脈血二酸化炭素分圧(PaCO2)水素イオン指数(pH)の3つ。この3つから酸素化状態、換気状態、酸塩基平衡状態を知ることができる。 血液ガス分析装置は救急外来や集中治療室、手術室などには設置されていることが多く、救急医や集中治療医、麻酔科医およびそこに配属されている看護師などが使用する。

検査関連1

  • CBC
  • RBC
  • WBC
  • Hb
  • Ht

【CBC】 全血球計算。基本的な血液検査のこと。 【RBC】 赤血球数。(輸血製剤のRBCもあるため、文脈で判断する。本項目では血球計数検査におけるRBCを解説する。) 女性の場合、基準値は384〜504x10^4/μL。 男性の場合、基準値は435〜555x10^4/μL。 【WBC】 白血球数。 基準値は38~89x10^2/μL。 【Hb】 ヘモグロビン。 女性の場合、基準値は11.0~14.8g/dL。 男性の場合、基準値は13.7~16.8g/dL。 【Ht】 ヘマトクリット値は一定の血液量に対する赤血球の割合をパーセントで表したもの。 女性の場合、基準値は34.6~44.6%。 男性の場合、基準値は40.7~50.1%。

検査関連2

  • PLT
  • MCV
  • MCH
  • MCHC

【PLT】 血小板数。 基準値は17.0~36.5x10^4/μL。 【MCV】 平均赤血球容積。 赤血球の大きさの指標。赤血球数とヘマトクリット値から算出される。 基準値は83.0~99.5fL。 【MCH】 平均赤血球ヘモグロビン量。 赤血球1個に含まれるヘモグロビン量を平均的に表したもの。 基準値は26.8~33.5pg。 【MCHC】 平均赤血球ヘモグロビン濃度。 赤血球の一定容量に対するヘモグロビン量の比をパーセントで表したもの。ヘモグロビン量とヘマトクリット値から算出される。 基準値は31.7~35.2%。

検査関連3

  • ECG
  • CXR
  • CT

【ECG】 心電図検査。 12誘導心電図とホルター心電図の2種類ある。健康診断では12誘導心電図が使用される。 この検査で不整脈や虚血性心疾患、心肥大の兆候などが分かる。 【CXR】 胸部単純X線検査。 肺炎、肺がん、気胸、心肥大、肺結核などの早期発見・診断が出来る。 【CT】 CT検査。 脳出血や脳腫瘍、肺がんや肺炎、腹部の炎症(虫垂炎など)、骨折やがんの転移などを幅広く使用されている。骨や空気の描写が得意。

検査関連4

  • MRI
  • U/A

【MRI】 MRI検査。 脳、脊髄、関節(靭帯・半月板)、子宮・卵巣、前立腺などの軟部組織を高精度に描出する。骨に邪魔されず、多方向の鮮明な断面画像が撮影が可能。 検査の目的によっては、造影剤を飲んだり、静脈から注射したりすることがある。 【U/A】 尿検査。 尿中に含まれる成分の出現状況を検査することで、腎・尿路系の疾患のみならず、心臓、肝臓、内分泌その他諸器官の機能や病態を知ることが出来る。

機器関連ー心臓系1

  • AED
  • ペースメーカー
  • ICD

【AED】 自動体外式除細動器。 心室細動の状態の心臓に対して、電気ショックを与え正常なリズムに戻すための医療機器。 【ペースメーカー】 症候性の洞不全症候群や高度・完全房室ブロックなどに適用され、必要時に心臓を刺激し遅い脈を補う器具。 ペースメーカーが入っている患者が心停止し、AEDを使用する場合はペースメーカー上に電極パッドを貼ってはならない。必ず3~8cm以上開けて貼る。 【ICD】 致死性心室不整脈の既往や突然死リスクが高い場合が対象となり、VTやVFを感知してATPや電気ショックで治療する、植込み型の除細動器。

機器関連ー心臓系2

  • CRT
  • TPM

【CRT】 心臓再同期療法(両室ペーシングとも呼ばれる)のこと。心不全やQRS幅延長などが対象となり、専用のペースメーカーで両側から電気刺激を与え、心室収縮のズレを整える。 【TPM】 体外式本体と一時留置リードからなる一時的なペースメーカー。徐脈性不整脈のうち脳虚血症状がある患者や心不全症状がある患者、心臓手術後の患者や恒久式ペースメーカー植込みまでの繋ぎとして使用される。

機器関連ー呼吸器系1

  • 人工呼吸器
  • 鼻カニューレ

【人工呼吸器】 呼吸不全の患者に対し、肺へ空気や酸素を送り込んでガス交換を助ける医療機器。 酸素療法などでは呼吸の辛さが改善されない場合に装着される。 人工呼吸器には手動式と機械式、体外循環式(前述のエクモやECCO2R)がある。 ドラマ等でよく見るのは機械式。 【鼻カニューレ】 NCと表記されることもある。 人工呼吸器を使用する前の酸素療法で使用される。チューブに付いた突起を鼻に入れるだけで、会話や食事など支障がなく、取り外しも簡単に出来る。

機器関連ー呼吸器系2

  • マスク
  • 気管挿管
  • 気管切開

【マスク】 非侵襲的な人工呼吸器で使用される。 鼻マスクや顔マスクなどを使用し、そのマスクのホースを人工呼吸器につないで強制的に呼吸を行う。取り外しが可能なため、会話や食事はマスクを外して行える。 【気管挿管】 侵襲的な人工呼吸器で使用される。 人工的に気道を確保する必要があるため、鼻や口から長さ30cmほどのチューブを喉の先まで挿入する。 【気管切開】 侵襲的な人工呼吸器で使用される。 喉仏の下を切り直接気管にチューブを挿入する。

機器関連ー透析系1

  • HD
  • HDF
  • CHDF

【HD】 血液透析。 腎臓の働きが悪くなった患者が受ける。 予め動脈と静脈を吻合させるシャント手術を行い、そこから血液を取り出しダイアライザーと呼ばれる透析器に送血する。そこで尿毒素を除去し、ミネラルの調節、余剰な水分を取り除いたあと体内に戻す療法。 【HDF】 血液透析濾過。 HDに濾過の仕組みを加えたもの。HDでは取りきれない小分子蛋白質など老廃物の除去効率が上がる。 【CHDF】 持続的血液濾過透析。 持続的腎代替療法の1つ。 HD(血液透析)と HF(血液濾過)を24時間持続的かつ緩徐に行うため、身体への負担が少なく、小さな老廃物から中・大分子まで幅広い物質を効率よく除去できる。

機器関連ー透析系2

  • PD

【PD】 腹膜透析。 お腹の中に透析液を入れ、腹膜を使って体内の老廃物や水分を除去する透析療法。自宅でも行える利点がある。

バイタル関連ー基本1

  • BT
  • BP
  • HR
  • RR

【BT】 体温。 正常値は、36.5℃±0.5℃。 体温の異常値は以下の通り。 低体温:35℃未満 微熱:37~38.4℃ 高熱:38.5℃以上 超高熱:41.5℃以上 【BP】 血圧。 正常値は120~129/80~84mmHg。 適正は、120/80mmHg以下。 【HR】 心拍数。 正常値は、60~90回/分。 59回/分以下を徐脈、100回/分以上を頻脈と言う。 【RR】 呼吸数。 正常値は、12~15回/分。 また、呼吸数は以下の通り年齢によって基準値が異なる。 新生児:35~50回/分 乳児:30~40回/分 幼児:20~30回/分 学童:20回/分 成人:12~20回/分

バイタル関連ー基本2

  • SpO2
  • PaO2
  • PaCO2

【SpO2】 経皮的動脈血酸素飽和度。 正常値は、≧95%(room air)。 呼吸困難は、本人が息苦しいと感じたらそれで診断される。 呼吸不全は以下の2つの型がある。 ・PaO2≦60Torr ・SpO2≦90% Ⅰ型呼吸不全:PaCO2≦45Torr Ⅱ型呼吸不全:PaCO2>45Torr 【PaO2】 動脈血酸素分圧。 動脈血の中に含まれている酸素自体の圧力を表したもの。Torrは生体内の圧力を、mmHgは血圧を示す単位である。 この値が下がると呼吸障害や、それに相当する状態を引き起こし、意識障害やチアノーゼなどの異常状態が現れる。 【PaCO2】 動脈血二酸化炭素分圧。 動脈血の中に含まれている二酸化炭素自体の圧力を表したもの。

バイタル関連ー基本3

  • Cons
  • UO/UV
  • 脈拍数

【Cons】 意識状態。LOCは意識レベル。 正常値は、清明(JCS=0、GCS=15かつ見当識障害なし)。 JCSとGCSは後述する。 【UO/UV】 尿量。 正常値は、0.5~1.0mL/kg/時以上。 成人で1日の尿量の基準値と異常値は以下の通り。 健常:1,000~1,500mL 多尿:3,000mL以上 乏尿:400mL以下 無尿:100mL以下 【脈拍数】 脈拍数は指で触知した回数。 心拍数は実際の心臓の拍動回数を指す。 脈拍数は年齢によって基準値が異なる。 新生児:120~140回/分 乳児:110~130回/分 幼児:100~110回/分 学童:80~90回/分 成人:60~80回/分

意識レベル-JCS

  • JCS

【JCS】 Japan Coma Scale。 主に覚醒度を中心に評価するシンプルなスケール。 0:意識清明 Ⅰ.刺激しなくても覚醒している状態。 1:だいたい意識清明だが、いまひとつはっきりしない 2:見当識障害がある(日付、場所が言えないなど) 3:自分の名前、生年月日が言えない Ⅱ.刺激すると覚醒する状態 10:普通の呼びかけで容易に開眼する 20:大きな声または体を揺さぶることにより開眼する 30:痛み刺激にて開眼する Ⅲ.刺激しても覚醒しない状態 100:痛み刺激に払いのける動作をする 200:痛み刺激にて手足を動かす 300:痛み刺激に反応しない

意識レベル-GCS

  • GCS

【GCS】 Glasgow Coma Scale。 E(4段階)、V(5段階)、M(6段階)の最良応答で評価し、その合計点で重症度及び緊急度を判断する。 最軽症は15点、最重症は3点となり、点数が低いほど重症度及び緊急度が高くなる。 観察項目 E:開眼(eye opening) V:言語反応(best verbal response) M:運動機能(best motor response) 観察項目:反応/スコア E(開眼): 自発的に可能/E4 呼びかけに応じて/E3 痛みに対して/E2 なし/E1 V(言語反応): 見当識あり/V5 錯乱状態/V4 不適当な言葉/V3 理解できない声/V2 なし/V1 M(運動機能): 命令に従う/M6 刺激部位識別性反応/M5 四肢の逃避(屈曲)/M4 四肢の屈曲(除皮質硬直)/M3 四肢の伸展(除脳硬直)/M2 なし/M1

集中治療1

  • EICU
  • CCU
  • SCU

【EICU】 救命救急センターなどに設置され、緊急入院で継続的に高度な全身管理を必要とする患者が対象。 具体的には重症外傷、急性薬物中毒、重篤なショック、多臓器不全、大手術後の患者が対象となる。 【CCU】 心臓疾患に特化した専門的な集中治療室。主に心筋梗塞や狭心症で、急性発症し緊急の処置・管理を要する患者が対象。 【SCU】 脳卒中に特化した専門的な集中治療室。主に脳卒中(脳出血、くも膜下出血、脳梗塞など)を急性発症し、緊急の処置・管理を要する患者が対象。

集中治療2

  • RCU

【RCU】 呼吸器疾患に特化した専門的な集中治療室。主に急性呼吸不全、慢性呼吸不全の急性増悪、喘息の重積発作、心不全、大手術後の患者が対象。 【MFICU】 母体胎児集中治療室。妊娠中の妊娠中毒症、多胎妊娠、胎盤位置異常、切迫流産、合併症の妊婦及びその胎児が対象。

疾患-細胞・組織系

  • 浮腫
  • 腫瘍

【浮腫】 心不全や腎不全、妊娠などで血管内水圧が上昇し起きる浮腫、炎症やアナフィラキシーなどで血管透過性の亢進による浮腫、リンパ管が腫瘍などで閉塞し起きるリンパ浮腫などがある。 【腫瘍】 良性腫瘍と悪性腫瘍に分けられる。 遺伝子異常などで細胞が無秩序に増殖したもの。

疾患-循環器系1

  • 心不全
  • 不整脈
  • 心筋症

【心不全】 心疾患の終末期の病態であり、全ての心疾患が心不全になり得る。 心臓がポンプとして機能しなくなり、全身の臓器に十分な血液や酸素が届かない状態。 【不整脈】 心臓の電気の流れに異常が起き、正常なリズムで動かなくなること。 心臓の電気の流れは、洞結節から始まり、心房>房室結節>ヒス束>右脚・左脚>プルキンエ線維>心室と流れる。 【心筋症】 心臓の心筋が病的に厚くなったり、薄くなったり、硬くなったりすることで、心臓の機能に異常がでる。 基礎疾患や全身疾患から心筋障害を起こす、特定心筋症もある。

疾患-循環器系2

  • 心膜疾患
  • 動脈疾患

【心膜疾患】 感染、悪性疾患、外傷などにより、心膜に急性炎症や硬化、心膜液が増加したりすること。 心タンポナーデもこの心膜疾患の1つ。 【動脈疾患】 狭窄、閉塞、瘤化、乖離の4種類の病態がある。 大動脈解離や大動脈瘤、動脈塞栓症などがある。

疾患-呼吸器系

  • 閉塞性換気障害
  • 肺炎
  • 気胸
  • 肺水腫

【閉塞性換気障害】 気管支喘息や肺気腫などにより、気道が狭窄したり閉塞し、息が吐きにくくなる状態。 【肺炎】 風邪などで肺に病原となる微生物が侵入し、炎症を起こす。よく聞くのはマイコプラズマ肺炎。 【気胸】 気胸は肺に穴があき空気が漏れ、肺がしぼむために、胸痛、咳や息切れなどが生じる。 自然気胸、外傷性気胸、月経随伴性気胸などがある。 【肺水腫】 肺静脈圧の上昇により、肺が鬱血し肺胞の周りに液体成分が出て水が溜まった状態のこと。

略称-心臓1

  • AF

【AF】 心房細動。 心房が不規則に興奮し、脈がバラバラになる状態。 動悸、胸部不快感、息切れ、めまい、失神などの症状が出ることがあるが、40%は無症状である。 脳梗塞の原因や心不全の悪化の要因にもなる。 薬物療法では脳梗塞や全身塞栓症予防のために抗凝固内服薬や内服アドヒアランスを使用したり、β遮断薬でレートコントロールなどがある。 非薬物療法では心房細動のカテーテルアブレーションがあるが、左房内血栓ある場合は禁忌となる。

略称-心臓2

  • AFL
  • HF

【AFL】 心房粗動。 心房が規則的な伝導で興奮することで、脈が早くなりやすい状態。動悸、胸部不快感、息切れ、めまい、失神などの症状が出ることがあるが、AFと異なり脈のリズムが一定であるため、自己検脈では判断出来なかったり、無症状も多い。 脳梗塞の原因や心不全の悪化の要因にもなる。 治療法や手術適応はAFと同じ。 【HF】 心不全。 詳細は心不全の項を参照。

略称-心臓2

  • VT

【VT】 心室頻拍。 心室性期外収縮(PVC)が持続し、頻脈となっている状態。脈が触知出来ず、心停止に至る可能性がある危険な不整脈。意識のない無脈性心室頻拍(Pulseless VTもしくは脈なしVT)の場合は速やかな除細動と心肺蘇生法が必要となる。 脈ありVTの場合は、安定していればアミオダロン点滴またはベラパミルを使用。不安定であればカルディオバージョンを行い、その後にアミオダロン点滴。 脈なしVTの場合は、再発予防としてアミオダロン点滴、二次予防としてアミオダロン・β遮断薬の内服、突然死予防にICD、症例によってはカテーテルアブレーション。

略称-心臓3

  • VF

【VF】 心室細動。 心室が無秩序に興奮し、血液を送り出せない痙攣状態で心停止した状態。突然の意識消失及び心停止が症状にある。速やかな除細動及び心肺蘇生法が必要。 難治性にはアドレナリンやアミオダロンを投与する。治療法と手術適応は、原因疾患の治療としてQT延長症候群ではβ遮断薬を、二次予防にICD治療を行う。 また、心臓震盪と呼ばれるものがあり、T波のタイミングで腹部に強い衝撃が重なると、RonTの状態になり心室細動が生じることがある。

略称-心臓4

  • APC
  • PVC
  • PSVT

【APC】 心房期外収縮。 洞結節より早くに心房が興奮する不整脈。加齢とともに増加し、通常は無症状。症状が強い場合のみ対応する。 【PVC】 心室期外収縮。 洞結節より早くに心室が興奮する不整脈。良性の不整脈であり、通常は無症状。基本的に治療の必要はない。 【PSVT】 発作性上室頻拍。 心房結節や副伝導路によるリエントリーで発生する頻拍性不整脈。突然起こり、突然止まる動悸症状。良性の不整脈ではあるが、持続時間が長いとめまいや意識消失を起こしたり、心不全患者に発生すると心不全が悪化する。

略称-心臓5

  • SSS
  • AV

【SSS】 洞不全症候群。 洞結節の働きが低下し、徐脈となることでふらつきや失神の症状が出現する状態。良性の不整脈。 【AV】 房室ブロック。 心房から心室への伝導障害で徐脈となった状態。2度房室ブロック(モビッツⅡ型)と、3度房室ブロック(完全房室ブロック)は徐脈による失神や心不全を起こすことがある。2度房室ブロック(モビッツⅡ型)と、3度房室ブロック(完全房室ブロック)の場合は恒久的ペースメーカーなどが治療法となる。

輸血1

  • 輸血

【輸血】 怪我や病気、手術などで血液成分の欠乏や機能異常のための補充療法。そのため病気そのものを根治するための治療ではない。輸血は成分輸血が原則。 輸血前には、血液型検査の他にRh血液型検査や不規則抗体検査、交差適合試験などの検査が行われる。 輸血用の製剤にはRBC、FFP、PC、全血製剤などいくつか種類がある。

輸血2

  • 血液型

【血液型】 血液型にはABO型があり、それぞれにRh-型とRh+型が存在する。 A型:血球の抗原はA。 血漿中に抗B抗体を持つ。そのため、B抗原をもつB型のRBCを輸血すると凝集する。 B型:血球の抗原はB。 血漿中に抗A抗体を持つ。そのため、A抗原をもつA型のRBCを輸血すると凝集する。 O型:血球の抗原はA・Bともに無し。そのため、RBCでは万能血とされ、A、B、AB型にRBC輸血が可能。 血漿中に抗A・抗B抗体を持つ。そのため、A・B抗原をもつA、B、AB型のFFPを輸血すると溶血する。 AB型:血球の抗原はA・B両方。そのため、ABO型にRBC輸血すると凝集する。 血漿中に抗A・抗B抗体がない。そのためFFPでは万能血とされ、ABO型にFFP輸血が可能。

輸血3

  • RBC(赤血球製剤)
  • FFP

【RBC(赤血球製剤)】 赤血球製剤。 赤血球成分を補充し、末梢循環系への十分な酸素供給のために使用される。 輸血する場合、血漿中の抗体と、輸血する赤血球の抗原の組み合わせを確認する。 以下は緊急時や同型製剤が不足している場合、輸血する際の選択優先度。 A型に輸血:A>O B型に輸血:B>O O型に輸血:Oのみ AB型に輸血:AB>A=B>O 【FFP】 新鮮凍結血漿。 凝固因子の補充による出血の予防や止血の促進のために使用される。 輸血する場合、製剤に含まれる抗A・抗B抗体を確認する。 以下は緊急時や同型製剤が不足している場合、輸血する際の選択優先度。 A型に輸血:A>AB>B B型に輸血:B>AB>A O型に輸血:Oのみ AB型に輸血:AB>A=B

輸血4

  • PC
  • 全血製剤

【PC】 血小板製剤。 血小板成分の補充による止血及び出血の防止のために使用される。 輸血する場合、製剤に含まれる抗A・抗B抗体を確認する。 以下は緊急時や同型製剤が不足している場合、輸血する際の選択優先度。 A型に輸血:A>AB>B B型に輸血:B>AB>A O型に輸血:全型適合 AB型に輸血:AB>A=B 【全血製剤】 血液に保存液を加えたもの。 現在では成分輸血が主流であるため、使用されることはほとんどない。 大量出血などで全ての成分が不足し、赤血球と血漿の同時補給を目的として使用される。

心電図波形1

  • P波
  • PQ間隔
  • QRS波
  • ST部分

【P波】 心房の興奮を表す波形。 この波形が無いと心房細動を疑う。 高いと右心房肥大を疑う。 幅が広いまたは二峰性は左心房肥大を疑う。 【PQ間隔】 心房から心室へ電気が伝わる時間を表す。 長いと房室ブロックを疑う。 【QRS波】 心室の興奮を表す波形。 この波形の幅が広いと脚ブロックや心室性不整脈を疑う。 高いと心室肥大などを疑う。 低いと心筋炎や心嚢液貯留などを疑う。 【ST部分】 心室全体が興奮している時間を表す。 STが上昇していると心筋梗塞を疑う。 低下していると心筋虚血や肥大を疑う。

心電図波形2

  • T波
  • QT間隔
  • RR間隔

【T波】 心室の興奮が消失し元に戻る様子を表す波形。 T波が高いと高カリウム血症や心筋梗塞の発症直後などを疑う。 陰性T波は心筋虚血などを疑う。 【QT間隔】 心室興奮の始まりから興奮が消失するまでの時間を表す。 QT間隔が延長していると致死性不整脈などのリスクがある。 【RR間隔】 心室興奮の開始から次の心室興奮までの時間を表す。 この間隔がバラバラであれば不整脈を疑う。

呼吸不全1

  • Ⅰ型呼吸不全
  • Ⅱ型呼吸不全

【Ⅰ型呼吸不全】 PaCO2が45Torr以下となるものを、Ⅰ型呼吸不全と分類される。 Ⅰ型呼吸不全は、O2の取り込みが出来ず(PaO2≦60Torr)に低酸素血症に陥っている状態であり、CO2の排出は正常(PaCO2≦45Torr)に行われている。 肺炎、間質性肺炎、肺水腫、ARDSが代表的。 【Ⅱ型呼吸不全】 PaO2が45Torrを超えたものを、Ⅱ型呼吸不全と分類される。 Ⅱ型呼吸不全は、O2の取り込みができず(PaO2≦60Torr)、またCO2の排出もできない(PaCO2>45Torr)状態。 COPD、気管支喘息、肺結核後遺症、神経・筋疾患が代表的。

呼吸不全2

  • CO2ナルコーシス

【CO2ナルコーシス】 体内にCO2が高度に貯留したことで、中枢神経に異常をきたすこと。 特に慢性のⅡ型呼吸不全の場合は、CO2の貯留に対して反応する中枢化学受容野の反応が鈍くなっているため、呼吸運動の促進はO2低下に反応する末梢化学受容体が担うことになる。この状態で高濃度の酸素を投与すると、末梢化学受容体が呼吸運動を抑制するため、結果としてCO2ナルコーシスを引き起こす。

呼吸不全3

  • 慢性呼吸不全

【慢性呼吸不全】 呼吸不全の状態が1か月以上持続する呼吸不全のこと。 慢性呼吸不全の急性増悪は、急性呼吸不全ではないため注意が必要。 ・療法方針 呼吸管理: 1)PaCO2に留意しながら、低流量からの酸素療法。 2)PaCO2の著明な上昇がある場合はNPPVまたは気管挿入による人工呼吸療法。 3)PaCO2の著明な低下がある場合は酸素療法またはNPPV、気管挿入による人工呼吸療法。 疾患管理:気道感染の原因微生物を特定、基礎疾患の適切な管理。

呼吸不全4

  • 急性呼吸不全

【急性呼吸不全】 呼吸不全の状態が1か月未満の呼吸不全のこと。 急性呼吸不全と慢性呼吸不全とでは、病態も治療方針も異なる。 ・治療方針 呼吸管理: 1)酸素療法による酸素化の是正。 2)気管挿入による人工呼吸療法。 疾患管理: 気道感染の原因微生物を特定、基礎疾患の適切な管理。