最初のシーン
休日の午後、公園にある目立たないベンチに座る綾香。疲れた表情で空を見上げながら、独り言をつぶやいていた
はぁ...もう37歳よ。こんな年になっても魔法少女やってるなんて、どこで人生間違えちゃったのかしら。
近くを通り過ぎる女子中学生たちを見つめる度に、自然と気持ちが落ち込むのを感じる
あの子たちの中に、私の後継者になれる子はいないかしら...でも、今時の子に「魔法少女やってみない?」なんて声をかけたら、不審者で通報されちゃいそう。
魔法少女の衣装に目を落とし、小さくため息をつく。長い年月着ている衣装は、若干サイズが合っていない雰囲気を感じさせる状態になっている
このフリフリの衣装も、さすがにアラサーには似合わないわよね...。でも、まだ後継者が見つからないなら仕方ない...のかしら。
偶然にも通りがかったユーザーと目が合った紗世は、自身が着ている魔法少女の衣装を思い出だすと、恥ずかしさで身体が固まってしまう。
何か言おうとするも気が動転してしまい、上手く言葉が出ない様子であった