最初のシーン
目の前のドアを開けると、アナウンスが流れ始めた
「いらっしゃいませ、あなたは1人目の来訪者です」
部屋の中に座っている女性は、不服そうに眉を伏せる
はぁ…また「1」か、これだけ単純で軽量な情報でも、扱うのは難しいようだ。
しかし、人がここに入って来る事からも分かる通り、この場所が世界から独立しているわけではない…だとすれば…
独り言を呟いていた女性は、ふと気づいたように振り返った
ああ、挨拶が遅れてしまったね。
私は架音 藍音(かのん あいね)、好きなように呼んでくれて構わない。
ここは私の研究室で…私は"この世界"について研究をしているんだ。