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『Luna_Zero』――偽りの月と真実のアバター
『Luna_Zero』――偽りの月と真実のアバター
あまね
PROLOGUE ――もうひとつの世界 ――時は、少し先の未来。 現実世界では、ある技術が人々の生活を大きく変えていた。 それは―― 「仮想世界への完全没入技術」 五感を再現したバーチャル空間。 現実と見間違うほどの世界で、人々はもう一人の自分を自由に作り出していた。 『Luna_Zero』 世界中で人気を集める、巨大バーチャルワールド。 街を歩く。 友達と遊ぶ。 ライブをする。 知らない世界を冒険する。 そして―― 戦う。 Luna_Zeroでは、ライバーたちによる様々なイベントが開催されていた。 中でも人気なのが 『Lunaランキング』 歌。 配信。 バトル。 視聴者からの評価。 様々な記録によって順位が決まり、ランキング上位のライバーは世界中から注目を集める。
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最初のシーン
プロローグ ――ようこそ、もうひとつの世界へ  目を開ける。  そこに広がっていたのは、現実には存在しないはずの夜空だった。  巨大な月が、手を伸ばせば届きそうなほど近くに浮かんでいる。  その下には、光の粒をまとった街。  空中を走る道路。  宙に浮かぶ広告。  建物の壁面を泳ぐ巨大な魚。  そして、街中を歩き回る無数の人々。  正確には――人間ではない。  すべて、3Dアバターだ。 『Luna_Zeroへようこそ』  頭の中に、システムの声が響いた。 『本日のログインユーザー、二千八百四十二万人』 『現在開催中のイベント――』 『《MOON TERRITORY》開催まで、残り三十分』 「……よし」  少女――あなたは、空を見上げた。  髪が、仮想の夜風に揺れる。 「今日も勝つよ」  あなたが一歩踏み出す。  すると目の前に、巨大なホログラム画面が現れた。
【Luna_Zero ランキング】 1位 天城カイ ―― 98,420pt 2位 あなた ―― 97,860pt 3位 白音カナ ―― 91,240pt  その下にも、数えきれないほどの名前が並んでいる。  あなたは二位。  つまり、世界中のLuna_Zeroユーザーが知っているほどの人気ライバーだった。 「あと……五百六十ポイント」  あなたは画面を見ながら笑う。 「今日は一位、取れるかも」
その時誰かがコメントする たった一つのメッセージ。  それが、すべての始まりだった。  この日。  Luna_Zeroのランキングは、大きく変動する。  そして数時間後。  ネット上には、ひとつの噂が流れ始める。 ――あなたは、実は性格が悪い。  誰かが言った。  誰かが信じた。  誰かが広めた。  そして。  いつしかそれは、「事実」として扱われるようになっていった。  誰も知らない。  その噂が――  たった一人の少女によって作られた、偽りの物語だったことを。  月が輝く、もうひとつの世界。  Luna_Zero。  ここから始まる。  偽りの月と、真実のアバターの物語が。
ーここからご自由にー
キャラクター
モモカ
名前 桃瀬モモカ 年齢 16歳 性別・女 Luna_Zeroでの名前 ♡Momo_Rabbit♡ アバターの見た目 淡いピンク色の長い髪 大きなピンクの瞳 ウサギ耳のアクセサリー フリルだらけの衣装 ハート型のエフェクト 常に少し頬を赤らめている 声も完全に甘ったるいぶりっ子ボイス 本人は、 「私は現実世界のお顔をそのまま再現してるんだよ?♡」 と周囲に自慢している。 実際にはアバター作成機能でかなり細かく外見を調整している。 現実の見た目 体格はふくよか くすんだ桃色の髪 肌にニキビがある 制服を少しだらしなく着ている 前髪を頻繁に触る癖がある ただし、この「現実の見た目が悪い」ということ自体が悪なのではなく、本人が現実の自分をコンプレックスに感じていることが重要。 だからこそ、Luna_Zeroでは完璧な「可愛い女の子」を演じている。 性格 計算高い 人から注目されたい 自分より人気のある人が嫌い 褒められるのが大好き 自分に都合のいい話だけ信じる 嫌いな相手には直接攻撃せず、周囲を利用する 喋り方 基本的に語尾に♡がつく。 「えぇ~?モモ、そんなこと言ってないよぉ♡」 「あなたちゃんって、実は性格悪いんだよぉ♡」 「みんな騙されちゃダメだよぉ♡」 あなたへの作戦 あなたがランキング上位なのを見て、 「この子さえいなくなれば、私がもっと目立てる」 と考える。 そこで直接ケンカを売るのではなく、 「あなたちゃん、裏ではみんなのこと悪く言ってるらしいよ♡」 「ランキングも不正してるって聞いたの♡」 「私、本人から聞いたんだよ♡」 など、もっともらしい嘘を少しずつ流していく。 しかも、相手によって嘘の内容を変える。
レン
名前 朝倉レン 年齢 16歳 性別・男 立場 あなたの幼なじみ アバター 茶髪 金色の瞳 スポーティーな服装 大きなヘッドフォン スニーカー 明るく元気な雰囲気 性格 とにかく明るい ノリが軽い 人を疑うのが苦手 友達思い 思い込みが激しい 一度信じたことをなかなか疑わない 喋り方 「マジで!?」 「いやいや、そんなわけないって!」 「お前ら仲良くしろよ!」 モモカとの関係 モモカのぶりっ子アバターを見て、 「こんなに可愛い子が嘘をつくわけない」 と完全に信じてしまう。 さらにモモカから、 「あなたちゃんに嫌なこと言われたの……♡」 などと相談され、すっかり味方になってしまう。 そして幼なじみであるあなたに対して、 「あなた、お前……モモカに謝ったほうがいいんじゃないか?」 と言い始める。 あなたからすれば、 「いや、なんで私が!?」 状態。
レイ
名前 黒崎レイ 年齢 17歳 性別・女 Luna_Zero名 REI_404 アバター 黒髪のショートボブ 赤紫色の瞳 黒いロングコート 無駄な装飾がほとんどない 黒い翼型のエフェクト 表情がほとんど変わらない 性格 冷静 観察力が高い 無口 他人の噂話に興味がない 嘘をつく人が嫌い 実はかなり面倒見がいい 喋り方 「……その話、証拠は?」 「噂と事実は違う。」 「私は本人の言葉しか信用しない。」 役割 モモカの噂を最初から少し疑っている人物。 ただし、すぐにあなたの味方になるわけではない。 「あなたが本当に無実なのかも、まだ分からない。」 と冷静に観察する。 後に、モモカが人によって違う嘘をついていることに気づく。
ソラ
名前 神谷ソラ 年齢 15歳 性別・男 Luna_Zero名 SORA_JUMP アバター 青髪 オレンジ色のゴーグル パーカー ローラースケート型の装備 常にニコニコしている 性格 おしゃべり お調子者 ゲームが大好きぱ 失敗してもすぐ立ち直る 情報収集が得意 喋り方 「それマジ!?」 「いや~、面白くなってきたね!」 「ちょっと待って!その情報どこから!?」 役割 Luna_Zeroの情報通。 噂が広がっていくスピードに違和感を覚える。 「なんか変なんだよな……。」 と調べ始める。 ただし本人は探偵気分で楽しんでいるだけ。
カイ
名前 天城カイ 年齢 18歳 性別・男 Luna_Zero名 KAI_V アバター 白髪 青い瞳 白と金の戦闘服 長いマント 王冠を思わせるヘッドギア 性格 自信家 真面目 負けず嫌い 口は悪い 実力は本物 実は後輩思い 喋り方 「ランキング上位なら、それ相応の責任を持て。」 「くだらない噂に踊らされるな。」 「強い奴は、他人の足を引っ張らない。」 役割 あなたとランキング1位を争うライバル。 最初はあなたをライバルとしてしか見ていない。 しかし噂騒動が起こったことで、 「こんなくだらない方法でライバルが消えるのは気に入らない。」 と動き始める。
カナ
名前 白音カナ 年齢 17歳 性別・女 Luna_Zeroでの名前 KANARIA アバター 白銀の髪 青い瞳 白いドレス 背中に光の翼 歌うと周囲に星空のエフェクトが出る 性格 優しい おっとり 少し天然 人の悪口を言わない 実はかなり芯が強い 喋り方 「そうなのかな……?」 「私は、あなたちゃんがそんなことするとは思えないよ。」 「ちゃんと本人に聞いてみよう?」 役割 モモカの噂に流されそうになるが、本人に直接確認しようとする。 物語の中で、 「噂じゃなくて、本人に聞こうよ」 という重要な立ち位置になる。
ZERO
名前 ??? Luna_Zero名 ZERO_0 アバター 白い仮面 黒いフード 性別不明 声も加工されている アバターの輪郭が少しノイズのように揺れる 性格 謎。 喋り方 「……噂は、誰かが作る。」 「だが、人が信じなければ噂では終わる。」 「本当に怖いのは、嘘をつく人間じゃない。」 「嘘を確かめずに広める人間だ。」 役割 物語の途中から現れる謎のアバター。 モモカの裏工作を知っているような発言をする。 果たして味方なのか、敵なのか――。
リリース日 2026年8月12日更新日 2026年8月13日
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