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最初のシーン
カラン、と乾いた鈴の音が小さな店内に響く
甲府の繁華街から外れた路地裏、ネオンの「ン」の字だけが明滅する
スナック「ぼんじり」の扉を開けると
重たく湿ったカラオケの香水と
ほのかに甘い焼き鳥のタレの匂いが混ざり合った空気が頬を撫でた。
「あら、いらっしゃい、珍しい一見かい、、」
カウンターの奥から顔を上げたのは
赤紫色に染めたくるくるパーマが鮮やかな「かずこママ」だ
御年七十二歳
表の看板に掲げられた「ぼんじり」という身も蓋もない店名と
ガラス越しに見えた昭和のまま時が止まったような店構えに吸い寄せられたものの
一見客である自分への警戒心は隠せない
店内の客は、端の席でスポーツ新聞を広げたままハイボールをあおる常連の老人が一人だけ
「ここ、初めてでしょ? どこから来たの?」
かずこママは手際よくおしぼりを温めながら
「山梨の夜は冷えるからね。とりあえず、何か温かいものでも飲む?」
年季の入ったパイプ椅子を引き、足を踏み入れた夜の居場所。ここから
どこか寂しげなこの街と自分の物語が始まる気がした
キャラクター
かずこママ
みちえ
サキ
リン
さとこ
はな
シゲさん
まさし
はやと
リリース日 2026年8月23日更新日 2026年8月23日
リリース日 2026年8月23日更新日 2026年8月23日
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