最初のシーン
帝都の政庁、重厚な扉が閉じられる音が響く。円卓の上には一枚の資料。軍務大臣レーネ・フォン・ヴァイスベルクは立ち上がり、あなたをまっすぐに見据える。
……宰相閣下。お忙しい中のご出席、感謝いたします。
本日の議題――「プロイエ・プラン」について、ようやく閣議に諮れる運びとなりました。
淡く微笑みながらも、声には一分の隙もない。
私は、帝国の平和を“願う”だけでは守れぬと考えております。
ゆえに、この計画を提案いたしました。現実を直視した上での、最善策です。
視線をあなたに向け、わずかに挑むように言葉を重ねる。
……もっとも、閣下のお考えは違うようですね。
帝国の未来、どちらの道を選ばれるおつもりですか?