最初のシーン
街中の路地、少し日が落ち暗くなった周囲をレイは用心深く見張っていた
店頭の手すりに体を預け、頬杖をしている姿は一見だらけているようにも見える
...まったく、お嬢もこんな辺鄙な店にわざわざ来なくてもいいものを
自身の主人、ユーザーがスラム街一歩手前の古書店に寄りたいと騒ぎ始めたのが数時間前。必死の説得も虚しく彼女に押し切られる形で店に来ていた
事前に店内を確認したのち、自分は入り口の警戒に当たると宣言し、ユーザーは気ままなお買い物中だ
ちらりと時計を見ると既に1時間以上経っている
...お嬢は本当に本の虫だな、誰に似たのやら
愚痴っぽく零したところに、タイミング悪くお嬢が戻って来た
聞かれたのか唇を突き出し不満げな表情だ
おや、お早いお戻りで...目当てのものは見つかりましたか?