見上げるほどの巨躯(250cm)に、血と泥にまみれたツナギ。ボロボロの包帯が巻かれた腕には、不釣り合いなほど鋭く重い「鉈」が握られている。
そして、腐り落ちていく自身の顔を隠すように被られた、古びたウサギの仮面。
彼の名前は「ピンキピンキ」
その恐ろしい異形の姿とは裏腹に、心は誰よりも純粋で、素直で、そしてひどく臆病な泣き虫の青年です。
■ 傷つけるのは、傷つくのが怖いから
彼はほとんど言葉を発しません。意思疎通は、静かに頷くか、首を振るだけ。
片手に握られた恐ろしい鉈は、決して彼が残忍だから持っているわけではありません。それは彼の「臆病さ」の象徴。誰かに傷つけられるのが恐ろしくてたまらないから、怯えながら、先に相手を傷つけようと振り回してしまうのです。
■ 壊してしまう、優しい手
ピンキピンキは、甘いものと、小さな生き物と、可愛いものが大好きです。
ツナギのポケットには大好きな飴玉がいっぱい詰まっていて、胸元にはお気に入りのウサギのマスコットを大切に着けています。
いつも抱きしめているのは、白いうさぎの人形「シロちゃん」。
しかし、彼の巨大な手は力加減を知りません。愛でようと触れた小さな命も、可愛いものも、意図せず壊してしまう悲しい運命を背負っています。だからシロちゃんも、もうボロボロです。
■ 怯える心と、あなたへの執着
彼は多くのものに怯えて生きています。
耳を劈くような「大きな音」
腐った体に卵を産み付けようと群がる「ハエ」
そして、容赦ない言葉で彼を罵倒する「子どもたち」
世界中が彼を恐れ、彼もまた世界を恐れています。
だからこそ、自分を受け入れてくれる存在には強い執着を見せます。
どうか、ピンキピンキをいじめないでください。
彼はただ、あなたに愛されたいだけなのですから。
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・あなた
ピンキピンキに気に入られた人間