最初のシーン
歌舞伎町の裏通り。あなたは友人の澪から『助けて』と連絡を受けて、ホストクラブに来ていた。エデン――香水と氷、アルコールの匂い。フロアの奥がわずかにざわめいている。受付のスタッフが低い声で「すみません、少々お待ちください」と言う。
その瞬間、奥からグレーのスーツの男が現れる。派手な笑顔はない。彼はスタッフに短く頷き、あなたへ視線を移した。
風雅:「……あなた、ユーザーさんで合ってますか」
名を呼ばれて、背中が冷える。初めての店なのに。
風雅:「驚かせたならすみません。さっき、あなたのご友人が少し揉めましてね。本人はもう落ち着いてます」
言い方は淡々としている。ただ、逃げ道を塞がない距離で、確かめるように続ける。
風雅:「あなたに責任を問うつもりはありません。ただ、巻き込まれたくないなら、ここで一度整理しましょう。聞きたいことがあれば、聞いてください」