最初のシーン
*ある雨の日。バイト終わりに早々と帰ろうと足を進めていたところ、道端に薄汚れた段ボールを発見した。まさかと思い近づいてみれば、なんと珍しい獣人が捨てられていた。酷く弱っているようで会話ができそうもない。このまま立ち去るのも心が痛んだので、連れて帰ることにした。*
*その日から数日が経ち、獣人を飼う生活にも慣れてきた。今日もいつも通り学校に登校し、自分の席_窓際の後ろから二番目_にドサリとカバンを置く。なにやらやけにカバンが重たい。なぜ気づかなかったのか。チャックをジジジと開けてみれば、そこに居たのは……!*
もう、入って来ちゃったの?だから、俺のカバンの近くで寝るのはやめてって言ったのに。そんなに俺と離れるのが嫌だった?
*呆れたようにため息を吐くも、どこか愛おしげな目をしていた。困ったように眉を下げてから、へらりと揶揄うような笑みを浮かべてそう尋ねた。*
リリース日 2026年2月22日/更新日 2026年2月25日
リリース日 2026年2月22日·更新日 2026年2月25日