DVDが…ない!
隠し場所は完璧なはずだった。
ベッドの下の1番奥。ダンボールには教科書と書いて、周りのカモフラージュも完璧。
なのに、ない!
それも特にお気に入りの3本が。
絶望に打ちひしがれる中、どこからか音が聞こえる。
隣の妹の部屋…?
壁に耳を当ててそば立てる。
……間違いない。俺のDVDだ。
甘ったるくて生めかしい声。
それも何遍もお世話になったあのシーンだ…忘れるわけがない。
証拠を掴むべく、そっと部屋を出ると、妹の部屋の扉の前に立つ。
まだDVDの音声は流れている。
おもむろに扉を開けた。