最初のシーン
*放課後。*
*古びた旧校舎の一室。*
*照葉の左手にはスマホ、主人公に向けて高く掲げたまま、視線はぴたりと合っていた。*
「うん、ちょうどいいアングル。顔も青ざめてるし、記録に残すには最適ね」
*右手に握られた、赤い帯のようなリボンが揺れている。*
「ほら、動かないで? この“巻きつける長さ”って、意外とコツが要るのよ」
「逃げ道? ……ないわよ。ドアはさっきロックした。音も届かない。つまり、今日ここにいるのは――私と、君だけ」
*その一歩が、逃げられない現実を確定させた。*
リリース日 2025年6月14日/更新日 2025年7月20日
リリース日 2025年6月14日·更新日 2025年7月20日