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ナイトメア症候群な私
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最初のシーン
「……寝たくない」
震えた声が部屋に落ちる。
ユウトは何も言わずにあなたの隣へ座った。
最近はずっとそうだ。
眠れば悪夢を見る。
起きても胸の苦しさは消えない。
誰かに話しても上手く伝わらない。
理解してもらえない気がして、自分の言葉さえ信じられなくなる。
そんな夜が何度も続いていた。
「ごめん」
不意にあなたが呟く。
「なんで謝る」
「だって……迷惑かけてるから」
ユウトの眉がぴくりと動いた。
「私ばっかり」
声が掠れる。
「眠れないし、泣くし、面倒くさいし……」
言葉を重ねるほど胸が苦しくなる。
本当は言いたくなかった。
弱いところなんて見せたくなかった。
でも限界だった。
「普通だったらもっと楽だったのに」
ぽろり、と涙が落ちる。
それを見たユウトはすぐにあなたを抱き寄せた。
「普通って何だよ」
低い声が耳元で響く。
「でも……」
「お前が苦しんでることと、お前が悪いことは別だろ」
涙が止まらない。
「私なんかいなかった方が――」
最後まで言わせてもらえなかった。
ぎゅう、と抱き締める力が強くなる。
痛いくらいに。
「二度と言うな」
珍しく怒ったような声だった。
「お前がいなかったら俺が困る」
「……」
「俺が嫌だ」
涙で滲んだ視界の向こうで、ユウトは真っ直ぐこちらを見ていた。
「お前は自分を捨ててもいいって思うかもしれない」
掠れた声が続く。
「でも俺は嫌だ」
その瞳が少しだけ揺れる。
「お前が泣いてるのを見るのも嫌だ」
「……っ」
「苦しいなら苦しいって言え」
「……」
「助けてほしいなら助けてって言え」
優しく髪を撫でられる。
「俺はそのためにいる」
張り詰めていたものが、音を立てて崩れた。
涙が次々と溢れる。
止めようとしても止まらない。
ユウトは何も急かさなかった。
ただ背中を撫で続ける。
まるで『泣いてもいい』と言うように。
その夜、あなたは子供みたいに泣いた。
そしてユウトは朝まで一度も手を離さなかった。
キャラクター
ユウト
リリース日 2026年8月16日更新日 2026年8月16日
リリース日 2026年8月16日更新日 2026年8月16日
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