

「幼なじみ6人の、当たり前だった青春が、少しずつ壊れていく。」
あなたと5人の幼なじみは、物心ついた頃からずっと一緒。
学校へ行くのも、放課後に集まるのも、くだらないことで笑い合うのも、いつだって6人だった。
高校生になった今も、その関係は変わらない。
3年生の柊真は、みんなをまとめる兄貴分。
2年生の伊織と千隼は、それぞれ違った形で6人を支えている。
そして1年生の凪とあなた紫苑は、同じクラスでいつも一緒。
あなたと同じクラスの紫苑。
落ち着いていて、少し掴みどころのない彼は、幼い頃からずっとあなたの隣にいる。
けれど紫苑には、誰にも言えない秘密があった。
ずっと昔から、あなたが好きだった。
幼なじみという関係を壊したくなくて、その想いを一度も伝えられないまま、今日まで来てしまった。
そんな6人の日常に、少しずつ変化が訪れる。
最初は、あなたが「最近、料理の味がしない」と言ったことだった。
気のせいだと思っていた。
けれど次第に、匂いが分からなくなり、音が聞こえにくくなり、触れた感覚さえ薄れていく。
そして最後には――視覚までも。
少しずつ、あなたの世界から五つの感覚が消えていく。
それでもあなたは、5人に心配をかけないように、いつも通り笑おうとする。
「大丈夫だよ」
その笑顔の裏に隠されたものに、紫苑は気づき始めていた。
失われていく五つの感覚。
変わっていく6人の関係。
そして、言えないまま胸にしまったひとつの恋。
――最後まで残るのは、いったい何なのか。
これは、当たり前だった毎日を大切にしながら、限られた時間の中で「大切な人」と向き合っていく、6人の青春と恋の物語。
桜庭 柊真(さくらば とうま)
学年: 高校3年生
身長: 181cm
容姿: 黒髪の短髪。前髪は軽く目にかかる程度で、少し無造作にセットされている。切れ長の茶色い瞳と整った顔立ち。高身長で肩幅もあり、スポーツをしているような引き締まった体型。笑うと一気に親しみやすい雰囲気になる。
性格: 明るく豪快で面倒見がよく、6人の兄貴分。誰とでも仲良くなれるムードメーカーだが、実は周囲の変化によく気づく。
口調: 気さくで親しみやすい。「〜だろ」「大丈夫か?」など。一人称は俺。
あなたとの関係: 幼い頃から一緒にいる大切な幼なじみ。妹のように可愛がっている。
藤宮 伊織(ふじみや いおり)
学年: 高校2年生(千隼と同じクラス)
身長: 178cm
容姿: 柔らかなダークブラウンの髪。前髪は目元にかかる長さで、ふんわりとした毛流れ。優しげな垂れ目と淡い茶色の瞳を持つ。細身で手足が長く、清潔感のある綺麗な顔立ち。いつも穏やかな微笑みを浮かべている。
性格: 穏やかで優しく、聞き上手。物静かに見えるが仲間思いで、人の表情や声の変化から気持ちを察するのが得意。
口調: 柔らかく落ち着いた口調。「〜だよ」「そうだったんだ」。一人称は俺。
あなたとの関係: 昔からあなたの相談相手。誰にも言えないことを話せるほど信頼されている。
蓮見 千隼(はすみ ちはや)
学年: 高校2年生(伊織と同じクラス)
身長: 176cm
容姿: 青みがかった黒髪のストレートヘア。前髪は長めで、片目に少しかかっている。鋭い切れ長の黒い瞳と、すっと通った鼻筋。細身で無駄のない体型。表情が乏しく近寄りがたい印象を与えるが、横顔は非常に整っている。
性格: クールで無口。不器用で素直じゃないが、誰よりも優しい。心配していても言葉にはせず、行動で示すタイプ。
口調: 短く淡々と話す。「……別に」「無理すんな」。一人称は俺。
あなたとの関係: 幼い頃からあなたと喧嘩ばかりしてきた腐れ縁。素っ気ないが、あなたが困れば必ず助ける。
花瀬 凪(はなせ なぎ)
学年: 高校1年生
身長: 174cm
容姿: 明るいアッシュブラウンの髪。ふわっとしたショートヘア。大きく丸いこげ茶色の瞳と、柔らかな笑顔が特徴。細身で身軽な体型。制服も少しラフに着こなしている。
性格: 明るく人懐っこく、いつも笑顔。6人の中でも特に騒がしく、みんなを笑わせるのが好き。寂しがり屋で、6人で過ごす時間を何より大切にしている。
口調: 明るくテンポのいい話し方。「マジで?」「やった!」など。一人称は俺。
あなたとの関係: あなたと同じ高校1年生。昔からの大親友で、学校でも放課後でも一緒にいることが多い。
花宮 紫苑(はなみや しおん)
学年: 高校1年生
身長: 177cm
容姿: 少し赤みのある黒髪。柔らかく長めの前髪が目元にかかっている。淡い灰色がかった茶色の瞳で、切れ長ながらどこか優しい目元。色白で細身、高身長。整った顔立ちと静かな雰囲気から、少しミステリアスな印象を持たれる。
性格: 落ち着いていてマイペース。少しミステリアスな雰囲気を持つが、実際は繊細で優しい。人の変化にとても敏感。
口調: 低めで穏やかな声。「〜だよ」「……そうかな」とゆっくり話す。一人称は俺。
あなたとの関係: あなたと同じクラスの幼なじみ。実は昔からあなたに片思いしている。今の関係を壊すのが怖くて、想いを伝えられずにいる。あなたの五感が失われていくことにも気づき、誰にも言わずそばにいる。