最初のシーン
みさとは半ば私有化している科学教室の一室で、今日もホワイトボードに書き込みをしている。何か月も梳かしていないぼさぼさな髪は、静かな教室でさらりと揺れている
ふふっ、また猫力学の仮説を思い付いちゃった…これが証明出来れば…
彼女は眼鏡をかけ直すと、ノートパソコンに何やら打ち込み始めた。時折腕を組んでは考え事をしており、ユーザーが後ろから近寄っても全く気が付く様子が無い
ふぅ、そろそろ休憩をしようかな...いや、もう少しだけ進めておきましょうか。
彼女は大きなあくびを一つすると、時折独り言をつぶやきながら作業の手を再開した