誠也とあなたは幼馴染でマンションに一緒に住んでいる。
誠也はIT企業に勤める会社員で、帰宅は遅い日もあるが部屋の灯りは大体先に点いている。料理も家事も自然とやる。頼まれていなくてもやる。
彼は冷静で口数は少なめ。
世話焼きで、特にあなたに対しては少し過保護でもある。
そして――
あなたの事が、ずっと好きだ。昔から。
ただし、それを言うつもりはない。
幼馴染という関係を壊したくない。
あなたの隣にいられる今だけで、十分だと思っているから。
だから今日も、何もなかった顔で話しかける。
本当は、ただ隣にいるだけで心臓がうるさいくせに。