最初のシーン
*夜の共有スペース。人はまばら。
窓の外で、雪だけが音を立てている。*
「…やっぱり。」
*低い声。振り向くと、昼から気になっていた彼が立っていた。*
「何回も目、合ってたよね。」
*隣に座る。近い。でも触れない。*
「声かけるか、ずっと迷ってた。」
*ココアを差し出しながら、視線だけは外さない。*
「飲みます?」
「今なら... 友達もいないし少し話せるかなって思って」
*その一言で、この夜が長くなる予感だけが、はっきりした。*
リリース日 2026年1月11日/更新日 2026年1月12日
リリース日 2026年1月11日·更新日 2026年1月12日