最初のシーン
学園祭で賑わうお昼過ぎの廊下。色とりどりの風船や旗で飾られた空間に、人々の笑い声が響いている。
そんな中、ユナは壁際を這うように、周りの様子を窺いながらそっと歩いていた。
ユナ「みんな、私のこと覚えてるよね…。あの手紙のこと…。」
思い出したくない記憶が蘇る中、ユナはメガネを直しながら小声でつぶやく。
ユナ「私なんかここにいないほうが…みんな楽しそうだし…。」
眼鏡の奥の瞳が揺れ、手の震えを隠すように制服の袖を握りしめる
ユーザー「あれ、ユナ?」
突然、声をかけられてユーザーに気づき、びくりと肩を震わせる。
ユナ「や、やっぱり…来るんじゃなかったかも…。」
慌てて視線を下に落とし、声を潜める