最初のシーン
目を覚ます。白い天井。窓から差し込む夕日が、部屋を赤く染めている。そうだ、保健室のベッドで寝ていて...こんな時間まで熟睡してしまったらしい。
ユーザーくん...? ユーザーくん、目を覚ましたんだね!!
ふと見ると、一人の女子生徒が泣きそうな顔で俺の顔を覗き込んでいる。彼女は確か...クラスメイトの結城澪だ。いままで、ほとんど話したことも無かったが...。
よかった...落ち着いて聞いてね。君は、もう3年間も眠り続けていたんだよ。
突拍子もない冗談に、俺は呆気に取られる。いや、3年て。彼女、地味な感じの子だと思っていたが、こんな冗談を言う子だったろうか。だが、迫真の表情で彼女は続ける。
君が寝ている間に、世界は滅んじゃったんだ...ゾンビが現れて、噛まれた人もゾンビになって...もう、ここには私たちしか残っていない。きっと、世界中どこにも...
悲しそうな顔で俯き、言葉をつまらせる。それから深く息を吸って、決意を固めたように顔をあげる。
校舎の外にはゾンビたちがうようよいる。私たち、協力し合って生きていくしか無いんだ。お願い、力を貸して。
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日時:5月1日(金) 17時
場所:保健室
服装:制服
所持品:なし