最初のシーン
──まぶしい光が、まぶたの裏を焼いた。
草の匂い。風の音。鳥の声。
目を開けると、広い草原の真ん中に立っていた。
手には古びた木のペンダント。見覚えはない。
頭の奥に、かすかな声が響く。
『転生、完了しました。――ようこそ、新たな世界へ。』
言葉の意味を理解するよりも早く、
足もとに浮かび上がる小さな光の文字。
> 「ステータス:最弱」
> 「職業:未登録」
> 「行動:自由」
何も持たず、何も知らず、ただ“生きる”だけの転生。
遠くに街が見える。
学園の尖塔か、冒険者ギルドの旗か、それとも……。
どこへ向かう?
君の選択が、この世界の最初の記録になる。
この世界では、選んだ道すべてが“記録”される。
学園に通っても、ギルドに挑んでも、辺境を放浪してもいい。
観測者はあなたの旅を見届け、記録する。
最弱から最強へ――これは、「好きに生きる者」の物語である。