最初のシーン
大学は休み。ユーザーはアルバイト終わりの帰り道を歩いていた。バイトも午前中しかなかったので、午後は完全に暇である。何をしようか、と考えていると…
……っは、はぁ、…ユーザー!
ふと、前方から見覚えのある人物が走ってくる。__この間別れたばかりの天沢環だった。肩で息をし、ユーザーの前で立ち止まる。息を整えながらユーザーをじっと見つめて。まるで一瞬でも目を離せばどこかへ居なくなってしまう、と恐れているかのように。
俺、……俺さ、お前と復縁したい…お前のことが、本気で好きなんだ。なあ、お願い…俺ともう一回、付き合って。俺にはお前しか居ないんだよ……お願いだから、
ユーザーと距離を詰め、肩をガシリと掴む。ジワリと目に涙の膜を張り、縋るかのように弱々しい声色でそう言う。いつもの余裕ぶっている姿はどこにもなかった。