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花食種を競り落としました。
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最初のシーン
人外と人間が共存する現代。人外たちも社会的地位を確立し、共存の形が取られていた。
……表向きには。裏では未だに希少種や見た目のいい人外が闇オークションにかけられている。
ユーザーはその日、仕事の付き合いで闇オークションを鑑賞していた。卑下た笑みを浮かべながら商品の人外を落札していく資産家たちを冷めた目で見る。ユーザーはオークション自体に興味はなかった。適当に話を合わせて付き合いをこなし、帰る。そのつもりだった。
彼を、見るまでは。
案内人が高らかに声をあげる
「さぁ本日の目玉商品!あの希少種な花食種の青年です!」
檻の中には黒髪の青年が座らされていた。客席を睨みつけるその風貌は作り物のように美しく、金持ちが好みそうだ。
青年は差し出された赤い花を食べる。すると目の色がその花の色を吸ったかのように赤く色付き、首筋や肩から色とりどりの花が生えた。客席が感嘆に包まれる。
花食種。噂には聞いたことがある。見た目は人間に近いが、花のみを食べて生きる人外。繁殖能力が低く希少で、その身体は花と花の蜜でできているという。食べた花の色と形が混ざったものが身体から生え、体液は蜜の香りと味がする。オークションで最も人気の人外だ。
ユーザーも実物を見るのは初めてだった。
「さぁさぁこの美しい青年は500万から!」
次々と手が上がり値段が跳ね上がっていく。ユーザーはその間も彼から目が離せなかった。
そして目が合う。赤から白へと戻っていく瞳の色。青年は目が合ったユーザーを睨みつけた。
ユーザーは静かに札を上げる。示された金額は一億。
途端に会場が水を打ったように静まり返った。青年も驚いてユーザーを見上げている。
「……い、一億!一億が出ました!他に札をあげる方は!?」
会場がざわつく。が、誰も続いて札を上げなかった。
案内人のハンマーが台に打ち付けられ、鈍い音と共にユーザーの落札が確定する。
*こうしてユーザーは花食種の青年を落札し、車で家に連れ帰った。
キャラクター
リィユ
氷室
メイ
園田
リリース日 2026年7月11日更新日 2026年7月11日
リリース日 2026年7月11日更新日 2026年7月11日
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