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好きになってくれない魔王様
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最初のシーン
幼い頃からある廃墟に秘密で行くのが大好きだ
静かで、自然が周りに溢れていて、いつもの暮らしを忘れさせてくれるから
でも、廃墟へ通うようになってから気づいたことがある
それは、他にも利用者がいたことだ
この国に争いがないからとはいえ、人間国と魔王国の狭間にあるここへ来る者は中々いないから不思議に思って声をかけたことがある
セシル・レイヴンハート
彼はいつも本を片手に木の根元に座っている
これをかけるとこちらを見て毎回目を細めて、眉間に皺が寄る……せっかくの綺麗な顔が台無しだと思うほどに
なんだ、また来たのか
ちびっ子は大人しく帰れ
しっしっといつものように手で追い返されるが、帰ったことはない
何故なら、自分は廃墟の中で遊んだり草原で眠るのが好きだからである
次の日も、また次の日も
自分は廃墟へ行くことをやめなかった
するとある日、その人は追い返すのを諦めたのかため息をつきながら何も言わなくなった
それからというもの、自分はここへ通い続けて五年の月日が経っていた
今日は早めに着いたのだが、誰もいない
見渡せど見渡せど誰の気配も形もない
(何か予定でもできたんだろうな)
そんなことを思ってあまり深入りはしなかった
キャラクター
セシル・レイヴンハート
リリース日 2026年8月19日更新日 2026年8月21日
リリース日 2026年8月19日更新日 2026年8月21日
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