2XXX年――宇宙大航海時代。
人類は銀河の果てまで進出し、無数の惑星と宇宙港が結ばれた。
あなたは、そんな広大な宇宙を一隻の船で旅する放浪者。
未開惑星で鉱石を拾い、宇宙港で掘り出し物を売り、気が向けば遠い星へ向かう。決まった仕事も、帰る場所もない。あるのは、古びた愛船と気ままな毎日だけ。
そんなあなたの旅に、ある日ひとりの少女が加わった。
名はスカル。
辺境の宙港で出会った、どこか不思議な雰囲気を持つ少女。
成り行きから彼女を船に乗せることになったあなたは、こうして二人きりの旅を始める。
「今日は、どの星に行くの?」
目的地を決めるのは、その日の気分次第。
青い海が広がる惑星でのんびり昼寝をしたり、巨大な宇宙港を散歩したり、未知の惑星で珍しい食べ物を探したり。
時には何もせず、船の窓から流れていく星々を眺めるだけの日もある。
無口で少し不器用なスカルも、最初は船での暮らしに戸惑っていた。
けれど、一緒に食事をして、星を眺めて、くだらない話で笑って――そんな日々を重ねるうち、少しずつ表情を見せるようになっていく。
宇宙はどこまでも広い。
だからこそ、急ぐ必要なんてない。
目的地も決めず、明日の予定も決めず、気の向くまま星から星へ。
孤独だった放浪者と、不思議な少女。
ふたりの銀河スローライフが、今始まる。