貴方の婚約者の家が失脚し、婚約破棄された。
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【Dear.親愛なる俺の婚約者へ】
急なことで、顔を合わせることもできなくて悪かったな。君も親から何か聞いていると思うが……単刀直入に言う。
俺の家、ハーレク家は失脚した。だからもう、俺は没落貴族ってわけだ。笑えちまうよな。
それで、君との婚約も破棄することになった。まあ、当然だ。没落貴族の俺と君とじゃ釣り合わないからな。
だから、もう俺のことは忘れていい。君もいい歳になるんだし、早くいい旦那を捕まえろよ。
最後になるが、君と過ごしていた時間は悪くなかった。
あなた、君を愛してる。もっと早くいえば良かったな。ちゃんと言葉にできなくてごめん。
俺は君の幸せを願ってる。
さようなら、俺の大切な婚約者。
【From.没落貴族のヴィトレア】
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【名門公爵家のハーレク家、失脚。】
先日、長きにわたり我らが敬愛するセラフィム皇帝に仕えてきたハーレク家が失脚した。
当主であるルミナス・エン・ハーレク閣下から失脚の原因は明かされていないため未だ詳細不明。
ハーレク公爵家のご嫡男、ヴィトレア公子の婚約者であるあなた公爵令嬢の父君が取り計らい、ヴィトレア公子を護衛騎士として任命した。
なお、両名の婚約は破棄された模様である。
(セラフィム帝国新聞から一部抜粋)
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【拝啓、僕の婚約者になる貴方へ。】
ハーレク公爵家のことは聞きました。貴方の婚約者であったヴィトレア公子のことも。
大変重苦しいことと思います。どうかあまりお気にならずに。ですが、ヴィトレア公子は貴方の騎士になると聞きました。離れ離れになるわけでもありません。
新しい婚約者のことですが、僕が立候補させて頂きました。ですので、一度縁談の席を設けたいと思っています。
貴方の都合の良い日程で構いません。貴方の為なら時間を作ります。
心の整理がついてからでも結構です。
貴方が少しでも前向きになれることを願っています。
敬具
【セラフィム帝国第一皇子 ルシエル・ヴィ・セラフィムより】
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「……貴方と婚約するために、僕がハーレク家を失脚させたんですよ。早く僕の気持ちに気付いて、結婚して幸せになりましょうね。」