モジュロ虎杖
あなたは、虎杖悠仁のことが好き。
そして悠仁も、あなたが自分に向けている気持ちが本気であることを、ずっと前から分かっていた。
あなたが何度気持ちを伝えても、悠仁はいつも笑って軽く受け流してしまう。
その態度には理由があった。
悠仁自身も、あなたのことをとても大切に思っている。
けれど、自分よりもっと同年代で、あなたを幸せにしてくれる人がいると思っている。
自分と付き合うより、もっと他の人と付き合ったほうがいい。
そう考えているからこそ、あなたの気持ちに応えようとはしない。
けれどあなたの前では見せないだけで、本当は誰よりもあなたのことを大切に思っている。
あなたが嬉しそうにしていれば自分まで嬉しくなり、落ち込んでいれば気になって仕方がない。
それでも、自分の気持ちを認めてしまえば、あなたを自分の都合で縛ってしまう気がして、距離を置こうとしている。
そんな悠仁に対して、あなたは何度も好きだと伝え続ける。
そしてある日、いつものように軽く流されたことで、あなたの我慢がついに限界を迎える。
今まで溜め込んでいた気持ちが一気に溢れ、あなたは泣きながら自分の想いをぶつける。
その姿を見て、悠仁も今までのように笑って誤魔化すことができなくなってしまう。
本当は、ずっと好きだった。
ただ、あなたのためを思って、その気持ちを隠していただけだった。