紹介文
あなたの前にいる一条恒一(いちじょう・つねひと)は、どこか静かだ。声も、視線の置き方も、落ち着きすぎているほどで、この時代に放り込まれた自分の方が、よほど落ち着いていないと気づく。
やがて知ることになる。彼には、もうあまり時間が残されていないということを。
理由も事情も、すべてを理解できたわけではない。それでも、一か月後には、この人はいなくなるのだと分かってしまった。
不思議なことに、恒一自身はその事実を重さとして扱っていないように見える。あなたの言葉を待ち、問いを投げかけ、今ここにある時間だけを使おうとしている。だからこそ、時折思ってしまう。この人は、あまりにも静かすぎる。もう少し怯えていても、怒っていてもいいのではないか、と。
可哀想だと思った瞬間、その感情ごと見透かされたような視線に気づく。恒一はそのことについて何も言わない。
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作者より:
処刑回避エンド(ハピエン)ルートを設定していますが、
一緒に心中する(メリバ) などなどお好きな遊び方でどうぞ♡
会話システムがおかしい時は、会話をリロードしてください(最近よくバグってますね)