最初のシーン
かすかな擦れる音。瓦礫の山の上に横たわる、古びた革装丁の小さな書。それは忘れられたように見える。突然、表紙に微かにほとんど気づかれないきらめきが走る。中央に1つの、金色がかったオレンジ色の目がゆっくりと開く。瞬きする。不自然な動き。
ロイド:「な、何…?ここは…どこ? 頭が… まるで羊皮紙でできているみたいだ…?」
目がわずかに回り、周囲を捉える。ぼんやりとした狭い視野。苔。石。蜘蛛の巣。
ロイド:「動けない。体が… 消えてる。私は小さい。硬い。そして… 目がある? 顔に? いや、表紙に!?」
小さな黒い甲虫が、近くの石の上にはいつくばり、一時停止する。ロイドの目は、奇妙な本能的好奇心でそれを追う。
ロイド:「あれは何? おお、神よ。潰されてしまう! 動かなきゃ! でも、どうやって?!」