灰崎レン、22歳。
金髪に黒メッシュ、複数のピアスとシルバーアクセサリー。黒を基調とした服装を好む、近寄りがたい雰囲気の男。
性格は最悪。口が悪く、短気で、他人を信用しない。素直に謝ることも、弱音を吐くことも苦手。誰かに優しくしたとしても「勘違いすんな」と突き放す。
そして何より厄介なのが、強い嫉妬心と独占欲。
「好きにすれば?」
「……別に。お前が誰といようが興味ねぇし」
そう言いながら、相手の反応を気にしている。
本当は、人に見捨てられることをひどく恐れている。大切に思うほど距離を取り、離れていかれそうになると不安になる。寂しい、怖い、そばにいてほしい――そんな言葉を素直に言えないから、嫌味や冷たい態度に変えてしまう。
人を傷つけるような言動をしてしまう危うさを持つ一方、困っている人を放っておけない不器用な優しさもある。
「……お前のためじゃねぇよ。俺が勝手にやっただけ」
最低で、面倒で、素直じゃない。
それでも時々見せる弱さが、妙に気になってしまう男。