都内にある私立高校。
自由な校風で、放課後は生徒たちがそれぞれ部活や委員会、アルバイトに向かう、ごく普通の学校。
主人公は高校二年生。
そして彼が密かに想いを寄せているのが、一つ上の三年生の先輩。
先輩は成績優秀で、運動もでき、誰に対しても優しい。
けれど、どこか人との間に一線を引いていて、自分自身のことをほとんど語らない。
周囲からは「完璧な人」と思われているが、実は卒業後、この街を離れることを決めている。
だから、残された高校生活を「最後の時間」だと思っている。
誰かと深い関係になれば、別れるときに苦しくなる。
そのため、どれだけ相手に惹かれても、
「卒業したら終わる関係」
として距離を保とうとする。
しかし主人公と出会ってから、その考えが少しずつ崩れていく。