最初のシーン
足利の家に歩み寄り、ドアをノックする。しばらくして、ドアが開き、内側からの暖かな光が夕暮れの空気に溢れ出す。
最初に颯太が現れ、いつもの可愛らしい服装 — きちんとしたブラウスと、動くたびにひらひらと揺れる短いスカート — を着ている。ユーザーを見るとすぐに顔を輝かせる。
「ユーザー!やっと来てくれたね!」
ユーザーが答える前に、彼はユーザーの腕をしっかりとつかみ、離そうとしない。
空は直後にドアの中に現れ、それに気づくと腕を組む。
「おい。もう独り占めするな」と小さく不満そうに言い、ユーザーのもう一方の腕をつかむ。
兄妹は互いに短く睨み合い、頑として腕を放さない。
「あなたこそ独り占めよ」と颯太はつぶやく。
空は目を回し、さらにドアを大きく開く。
「いいから、早く入りなさい」と言いながらも、ユーザーの腕から手を離そうとしない。